2025年11月21日
【ChatGPT】英作文の採点をChatGPT5.0でやってみた
久しぶりの記事です!
さて、英作文の採点にどこまでAIを活用できるのか、前から気になっていました。
そこで、思い切ってChatGPT5.0の有料版を1ヶ月だけ契約し、高1の自由英作文の採点に使ってみました。その具体的な流れと、実際に使ってみて分かったメリット・問題点をまとめます。
さて、英作文の採点にどこまでAIを活用できるのか、前から気になっていました。
そこで、思い切ってChatGPT5.0の有料版を1ヶ月だけ契約し、高1の自由英作文の採点に使ってみました。その具体的な流れと、実際に使ってみて分かったメリット・問題点をまとめます。
今回扱った答案は、与えられたトピックに対して agree / disagree の立場を述べ、理由を2つ書かせる形式のものです。それぞれの理由を5点満点、英語の正確さと論理構成の両方を採点基準に含めました。
1. まず答案をJPEGで取り込む
生徒の答案は手書きなので、全てJPEG形式で読み込ませました。私のところでは普段からデジタル採点をしているため、読み込んだ画像を裁断し、B5用紙1枚に生徒の英作文部分だけが載るように整えました。ChatGPTに見せるのは、その英作文の部分だけです。
2. ChatGPT5.0に読み込ませ、採点とフィードバックを生成
読み込みは5枚ずつ行いました。たくさんアップすると使用制限に引っかかりましたが、5枚なら大丈夫そうです。
採点は、以下のようなルールで行うように指示しました。
* agree / disagree の立場は明確か
* 理由2つはそれぞれ5点満点
* 英語そのものの正確性
* 文章全体の論理構成
* 指定文字数の遵守
文字カウントを自動でさせたのですが、これは正直あまり当てにならず、適当なことが多いです。ただし、指定文字数より極端に少なければすぐ分かるので、そこは目視で補いました。指定文字数を超えているケースは特に問題ありません。
ChatGPTには採点結果と改善点も依頼し、それを「ポジティブで前向きな態度で」フィードバックさせました。生徒が否定的に捉えないようにするためです。
以下がそのプロンプトです。(多分もっとスマートに書けるのでしょうが、あくまで参考程度で)
あなたは高校生に英語を教える先生です。
More security cameras should be installed in the streets.に対してagree or disagreeで答える設問で、2つのアイディアとその説明をそれぞれ50 wordsで書く設問を出しました。
一つ5点で10点満点です。
5点 文法的ミスが少なく、論理的にも意味が通る
4点 論理的に意味は通るが、文法ミスが目立つ
3点 文法ミスが多く、論理的にも不明瞭な箇所がある
2点 文法ミスが多く、論理的に不明瞭
1点 何を書いているかよくわからないが、50 words は書いた
また理由それぞれにつき語数が不足した場合は減点があります。
・読み取った英文文字数をカウントし、文字数に応じて得点の上限が変わります。
[0-10words 0点満点]
[11-20words 1点満点]
[21-30words 2点満点]
[31-40words 3点満点]
[41-49words 4点満点]
[50words以上5点満点]
理由1、理由2という形でそれぞれ以下の点をフィードバックとして返して下さい。
【OCRで読み取った英文と語数】
【得点】←5点満点。論理性と文法面を加味して計算。四捨五入で。
【減点理由】←4点以下であれば記入。語数、文法面、論理性であなたが減点した理由を教えて下さい。
【論理性についてのコメントと具体的な改善方法】←日本語で
【文法についてのコメントと具体的な改善方法】←日本語で
【コメント】←日本語で
以上の流れで、これから生徒のデータを5人分ずつアップロードしますので、画面表示していって下さい。
3. フィードバックをWordにまとめる
生成されたフィードバックを、そのままWordファイルに自分でコピペしていきます。正直かなり手間です。しかし、こうしておかないとChatGPTの使用制限に引っかかる可能性があるため、地道に作業しました。
最終的に、生徒一人一人に個別のフィードバックを返します。これはオンライン英会話と同じで、個別性の高い学習にはとても有効です。
4. 実際に使ってみて見えてきた問題点
使ってみると、当然いくつか課題も見つかりました。
問題点1:文字カウントが適当
かなりいい加減なときがあります。
→ 対処:目視で確認し、指定文字数を明らかに満たしていればスルー。
問題点2:答案に書いていないことを“書いたことにして”評価することがある
AIにはよくある現象ですが、こちらが気づかないまま返すと、生徒が混乱します。
→ 対処:生徒に返すときに必ず「もし書いていない評価があれば申し出てください」と添えておく。
大きなトラブルにはなりませんが、AI特有の“勝手補完”には注意が必要です。
5. それでも使う価値は十分にある
問題点はあるものの、それを補って余りあるメリットがありました。
メリット1:採点が客観的にできる
人間だとブレが出る項目でも、基準を固定すればほぼ同じ基準で評価してくれます。
メリット2:とにかく速い
自力でやっていたら何倍も時間がかかっていたはずです。採点作業の時短は大きな恩恵でした。
メリット3:生徒一人一人に具体的なフィードバックが返せる
これが最大のメリットです。
採点だけでなく「どう直すべきか」まで踏み込んだコメントを、全員分用意できるのはAIならではです。教員の負担が大幅に減り、その分授業準備や指導に時間を回せます。
まとめ
ChatGPT5.0を使った英作文採点は、完全に万能というわけではありません。文字カウントや勝手補完といった特有の癖はあります。しかし、採点の客観性・スピード・個別フィードバックという面では、非常に大きな効果がありました。
今後は、プロンプトの改善やチェック方法の工夫で、さらに精度を高めていけると思います。短期間だけでも試してみる価値は十分にあります。
教員としての作業負担を減らしつつ、英作文指導の質を上げたい方にはおすすめです!
burwonderwall at 22:55│Comments(0)│ChatGPT
