【長期休暇・中2】夏休み課題をこんな感じで出しました。【自学ノート】クラス自学ノートをやるって言ったのにやってなかったら友人が先行してた話

2023年09月16日

【教育哲学・長期休暇】長期休暇の宿題の捉え方

どうも!私立中高一貫校の現役英語科教員wonderwallです!

二兎は追わない!

ということで、今回も長期休暇絡みで。


夏休みや春休みなど、長期休暇の宿題を出すのはいいんですが、忙しい学期の立ち上がりに
その回収・チェック、そして未提出の生徒対応という仕事がのしかかるのがしんどいですね。


僕もかつて、宿題が終わらない生徒を放課後集めて取り組ませて…ということをやったことがありますが、本当にきつかったです。


で、今ですが、夏休みの宿題チェックは全て終了しました。放課後未提出の生徒を集めてやらせることもせず、不備があった生徒がバラバラと持ってきて…という対応もありません。

かと言って、単純に逃げ得をさせるわけでもありません。

今回は僕なりの「落とし所」をシェアします!




心掛け

①文法問題冊子には部分点を出す
②不備は認めない
③休み明け試験で追試にかける
④ランキングで努力を見える化する
⑤未提出者は宿題補習にかける


①部分点を出す

宿題の中で部分点を設定します。

例えば今回の僕の宿題で言うと、5-STAGE文法問題が200点、長文読解が100点。

これだけなら皆さんされていると思いますが、その中でさらに部分点を出します。

文法問題だとユニットごとに20点としたり、読解問題は2つで25点としたり。チェックできる範囲内でなるべく細分化するとよいと思います。

こうすることで、「全部はできないけど半分なら…」ということで手をつける生徒が生まれます。Better than nothing.



②不備は認めない

上述のシステム上、不備からの再提出を求めるとその生徒だけ提出期限が長くなり、不公平になります。

一問でも解き忘れ、直し忘れがあれば、そのユニットの点数を与えません。

そういう意味でも部分点は細かく設定した方が良心が痛みません。

③休み明け試験で追試にかける

宿題を実際どれだけ真剣にやったかはテストで測ります。

テストで点数取れなければ追試。夏の「オトシマエ」をつけてもらいます。

今回の夏休み明けテストは平均点が64点でしたが、79点以下は追試。復習範囲で8割なければ今後の学習が成り立たないので。余談ですが、「平均以下」というのはぼくはやりません。

内田樹的に言えば、「自分以外の人間の出来が悪くなるように」という「呪い」を生徒が仲間に発するようになるからです。

敵がいるとすれば、それは昨日までのできない自分。他人は関係ありません。


④ランキングで努力を見える化する

自学ノートの話ですが、長期休みは各自でやるべきページ数を設定してもらってます。

100ページも1ページも、休み前に定めた最低ページ数を超えていれば評価点は変わりません。

でも頑張った生徒の努力は認めたいので、ランキングにして配布してます。

誰が何ページやったかをランキングにして配布します。結果としてやっていない生徒は晒されることになりますので、一応教育的配慮としてペンネームを希望者には認めています。


⑤未提出者は宿題補習にかける

宿題をやらなかったら点数を引いて終わり…だと生徒に痛みを伴いません。

なので学期が始まったら放課後に残して宿題をやらせます。

ここで大事なことは「夏休みの宿題はやらせない」ということです。理由は2つ。

①評価がすでに終わってるので、宿題をやらせても受け取れない。受け取ると不公平になり、休み中に自力でやる意味が薄れる。

②夏休みの宿題をやらせることで、学期の宿題が遅れてしまい、悪循環に陥る可能性がある。


ということで、夏休みの宿題を出せない人は大体学期中の宿題も滞るはずなので、そちらをしっかりやらせてリズムを作ります。

サボると保護者にチクる連絡するいい機会ですので、そこからコミュニケーションをとっていくことで保護者の方に現状を伝えたり協力をお願いしたりしています。


まとめ

以上が僕の長期課題の最近の捉え方、考え方でした。

半端に出すよりいっそ出してくれない方が学期中にじっくり指導できるのでむしろ有難い、ぐらいの気持ちなので精神衛生上も良いです。

参考になれば幸いです!


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burwonderwall at 13:15│Comments(0)教育哲学 | 長期休暇

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