【英語教育】競争原理に取り入れたい、クラスが良い雰囲気になる「罰ゲーム」を紹介します。【入試・徒然】卒業生の2回目の挑戦が終わりました

2023年03月11日

【英語教育・長期休暇】新中2の春休み明け試験は「持ち込み可」で行います!

どうも!私立中高一貫校の現役英語科教員wonderwallです!


大学生っぽい試験!


ということで今回は、春休み明け試験で「持ち込み可」のテストをやってみます、という話です。


それにしても懐かしいですね、「持ち込み可」という響き。


大学を卒業してからかれこれ16年となってしまいましたが、未だに色んなことが昨日のことのように思い出されます。


本当に人に恵まれた大学生活だったと自負してます。


それはさておき、今回からなぜわざわざ「持ち込み可」というスタイルを採用したか、そして思考実験した際に思いついたデメリット、そしてその対策方法についてすべてお伝えします!









なぜ「持ち込み可」か

今回春休み課題として、教科書NEW TREASUREのFurther Reading①と②を読ませることにしました。


Further Readingとは、メインのレッスンではないサブの読み物として教科書に掲載されている英文のことです。


触れなくても良かったのですが、せっかくなら読ませたい。


せっかく読ませるなら休み明けテストに出したい。 


だけど、春休みは短いので、これらの英語を覚えてくるようにさせるのは少し酷かも。(※僕は英語を書かせる問題しか出さないので、和訳を配って英文を覚えてくることを推奨してます。)


ここで一瞬諦めかけたんですが、待てよと。


それなら逆に和訳させる問題を出せばいいじゃないかと。


でも、もしそれで和訳を丸暗記してくる生徒がいたとしたら、それは僕がやってほしいことではない。


やってほしいことは英文をしっかり読み、分からない語句は調べ、きちんと内容を解釈すること。


ならば、事前にやっただけ結果が出るように、「持ち込み可」にしてはどうか、というのがスタートです。


「持ち込み可」の懸念事項


ただし、問題が一つ。


春休み明け試験には他の問題も出します。


「持ち込み可」となると、生徒がそちらの方の書き込みをしてくる可能性はあります。


というか、一定数するでしょう。


その点に対しての対策が以下。

対策

①持ち込み可能な紙を限定する


何でもOKではなく、事前に英文が書かれたB4の紙を渡しました。


その紙の上部には表裏右左の4箇所に大きく「持ち込み可」と印字してます。


こうすることで、試験監督の先生が把握しやすくしています。


②余白は極限まで少なく


先程の紙ですが、英文のポイントをなるべく大きくし、余白を限界まで少なくすることで、書き込みできるスペースを減らしてみました。


まあそれでもやろうと思えば出来るんでしょうけど、狭い余白に小さく書こうと思うとそれなりに厳選してきれいな字で書かないといけません。


その作業が「面倒くさい」となる生徒がいればいいと思っています。


③参照可能時間の設定


参照できる時間を試験終了直前の10分間に限定しました。


こうすることで、「他のことをやってる時間がない」という状態にします。



④問題をいじる




まず、和訳に関する問題量を多めに設定し、10分でギリギリ終わるぐらいにします。


さらに学年末試験の問題から同じ問題を出題するつもりでしたが、微妙に出題形式を変えようと思います。

特に和文英訳の問題は一番「持ち込み可」のシステムを悪用しやすいところなので、同じ文法形式で一部変更するなどして丸写ししてもできないようにします。



以上の仕掛けを施せば、割とフェアなテストになるのではないかな。


生徒には諸々のプリントも渡してあるので、とにかくやってみます。


改善点が見つかればまた記事にします!


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burwonderwall at 09:50│Comments(0)英語教育 | 長期休暇

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