2022年12月29日
【アクティビティ・中1】スピーキング②「落語的インタビュー」
どうも!私立中高一貫校の現役英語科教員wonderwallです!
学力保証!
結構色んな方に立ち寄ってもらってるみたいなので、簡単な自己紹介も兼ねて口上を入れてみました!続けるかはわかりません!(笑)
さて、前記事の続きです!
今回はこの落語的インタビューという活動についてご紹介します。
学力保証!
結構色んな方に立ち寄ってもらってるみたいなので、簡単な自己紹介も兼ねて口上を入れてみました!続けるかはわかりません!(笑)
さて、前記事の続きです!
今回はこの落語的インタビューという活動についてご紹介します。
落語的インタビューとは
「インタビューをする人」と「インタビューされる人」とを一人二役で行います。その際に落語のように、右と左を向きながら話すことで役割を聞き手に明確にします。
この形で1分以内にやりとりを7回以上成立させることで評価点満点を与えることを最初に生徒に伝えました。
なぜ一人二役か
ペアで行うとどうしても評価が相手のレベルの影響を受けてしまうので、一人二役という形をとっています。(例えば1人がずっと黙っているとやり取りが一回も成立しない。)また、あくまで疑問詞を使った英文を覚えることを目標とした活動ですので、どれだけ準備をしてきたかで評価したいと思っています。
そこで一人二役だと「アドリブ」や「ノリ」という誤魔化しがきかない、というのも大きな理由です。
あとは疑問文と応答文をセットで言わせることで「発言を反復させる」意識を持ってもらいたいです。
例えば Which club do you belong to?に対して、I belong to〜と同じ動詞を使うことや、How long does it take from here to your house?に対してはIt takes〜と同じ主語で返すという意識です。
時々疑問文だと全てItを主語にして返す生徒がいるので※、その予防措置ですね。
※日本語の「それ」の口語表現と同じ感覚でitを用いることによる誤用(だと僕は思ってます)
例①「昨日何を食べましたか?」「それはカレーです。」
例②「今朝どこにいましたか?」「それは図書館です。」
ということで、一人二役というのがこの活動の肝であり、それこそが「落語的インタビュー」というネーミングの由来です。
原稿作り
生徒は原稿を作成し、それを覚えた状態で来ないといけません。原稿の内容は以下に続く形で考えさせます。
A: Today’s guest is Mr.~~~~.(生徒が自分の名前を入れる)Nice to meet you.
B: Nice to meet you, too.
A:
B:
A:
B:
A:
B:
B:
A:
B:
...
A: Oh, it’s time to finish. Thank you for your time.
原稿作成の時間は授業の中ではほぼありませんでしたが、表面の1 minute challenge の英文をそのまま使用してもよいので、覚えやすいものを書き写せばOK。
このあたりは先生方によって色々ご意見あるかと思います。
中1段階では「オリジナリティ」を出して間違った英文を覚えるより、型通りでも正しい英文を覚えた方がよいと僕は考えていますので、こういう形にしてます。
ちなみに1minute challengeでもそうですが、ウケ狙いのような解答を作るのはやめてほしいと伝えてます。
大喜利みたいになると「日本語でも面白いことを言った者勝ち」という雰囲気になってしまい、Speakingテストが形骸化する恐れがあることはもちろんそうですが、この落語的インタビューを通して「初対面の人に自分を知ってもらうための練習をしている」という意識を持って欲しかったからです。
閑話休題。とにかく原稿は自分で書いて覚えてきてもらいました。
テスト当日の流れ
- 時間を測って2回ほど練習。
- 原稿回収
- 1人ずつ前に出て発表(僕は原稿を見ながら評価をし、生徒が喋る内容を忘れたときは原稿を見ながら最初の疑問詞を伝えたりして助け舟を出します)
- 生徒は相互評価用紙に評価をしながら聞く
- 発表後、生徒の相互評価用紙を回収
- 僕が評価を書いた原稿用紙を生徒返却
テスト後日
- 生徒の相互評価用紙を返却
- 1 minute challenge の仕上げ
ということで、仕上げを行います。
これは質問する人も質問される人も、何も見ずにやり取りを一分間で10回成立させる、というものです。
生徒は各自自分の原稿を覚えて発表したので、それを相手に質問をしていくことで乗り越えられます。
最後に1組ランダムに当てましたが、どのクラスでもスラスラとやりとりを行うことができていましたし、10回のやりとりを成立させたペアもいました!
正直大した指導はしていませんが、一つずつステップを踏んでいく中で生徒の自信につながればいいな、と思っています。
3学期は相槌や聞き返しなど、より自然なやりとりを習熟させていきたいですね!
今度は千菊先生のこの本を使いながら!
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