2022年09月16日
【自学ノート・長期休暇】目標管理シートで主体性を引き出すと夏休みにノート100ページ分勉強してくれました!
この夏休みに宿題として自学ノートを出しました。
前記事から引用します。
この結果を下支えした仕掛けが「目標管理シート」になります。
今回はこの目標管理シートの説明をします!
前記事から引用します。
これまでに担当した2つの学年では、めちゃくちゃやる気がある子で夏休みの間に100ページとかで、それが数人という感じでした。これだけ取り組んだのは間違いなく生徒の努力によるものですが、そうなるように水を向けることが教師の仕事だと思います。
ところが今回。
100ページ越えがぞろぞろ。
この結果を下支えした仕掛けが「目標管理シート」になります。
今回はこの目標管理シートの説明をします!
授業で生徒にはこう伝えました。
・目標達成できなかった人は、時間の使い方が今はまだ下手な人です。
・(夏の終わりの提出時に)実際何ページできたか
・目標達成できた人は感想、達成できなかった人は反省を書く
たったこれだけなので、B5一枚に余裕で治ります!
僕が配布したのが期末試験返却直後でした。
今回の期末試験は平均点が低く、多くの生徒が「中間試験で取れたから油断した」と言っていました。
試験返却時には以下の話をしました。
・今回の結果は全然ダメ。話にならない。(本当にそのままこう言いました。バッサリと。)
・中1で土台を築けない人はこれから先何も積み上がらない
・勉強で勝負することを決めたのなら、もっと腹を括って勉強するべき
・腹を括って勉強する、というのは試験前に帳尻合わせすることではなく、普通の日常でどれだけやるか
・その君たちの取り組みが毎日の自学ノートの評価に出ている。(僕が毎日一人一人のノートにつけているS,A,B,Cの評価のことです)
・取り返すならこの夏しかない。
ここまで煽ってから伝えてから「目標管理シート」を配布しました。
そうすると中1ということもあって、皆「やらないと」と思って目標のページ数をしっかり書いてくれました。
夏休みが46日あることを紙には書いていたので、1日2ページで「92ページ」と書く生徒が多かったです。少なくても「46ページ」という感じでした。
ノルマとして出すなら20ページぐらいかなあと考えていた僕としては、「こんなに高いハードルで皆大丈夫?」と思いましたが(笑)
これは後になって「やっぱり10ページにしよう…」と目標を下方修正させないためです。鉛筆なら消して書き直せますしね。
提出したものと照らし合わせることはしませんが、生徒からすれば目標を宣言したのと同じことでしょう。
僕ではなく、生徒がやるべきページ数を決める。
こうすることでより頑張ってくれるんじゃないかと期待してみましたが、結果はご存知の通り。思った以上でした。
それでも目標管理シートに反省を書いて提出すれば、仮に1ページも進んでなくても提出点を与えてます。(そもそもの配点が高くないですが。)
これは賛否あるかもしれませんが、「自学」を突き詰めたらこういう形になりました。
1番頑張った生徒が300ページ越え、100ページを越えた生徒は学年の四分の一以上いました。
もともとノルマで設定しようとしていた20ページは提出者のほぼ全員がクリアしていたので、特にやる気のある中1のうちはこの形がベストだったように感じています。
参考になれば幸いです!
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・目標達成できなかった人は、時間の使い方が今はまだ下手な人です。
目標管理シートに書かせること3つ
・夏休みの間に何ページすることを目標にするか・(夏の終わりの提出時に)実際何ページできたか
・目標達成できた人は感想、達成できなかった人は反省を書く
たったこれだけなので、B5一枚に余裕で治ります!
期末試験返却直後に配布する
目標を書かせるタイミングも大切です。僕が配布したのが期末試験返却直後でした。
今回の期末試験は平均点が低く、多くの生徒が「中間試験で取れたから油断した」と言っていました。
試験返却時には以下の話をしました。
・今回の結果は全然ダメ。話にならない。(本当にそのままこう言いました。バッサリと。)
・中1で土台を築けない人はこれから先何も積み上がらない
・勉強で勝負することを決めたのなら、もっと腹を括って勉強するべき
・腹を括って勉強する、というのは試験前に帳尻合わせすることではなく、普通の日常でどれだけやるか
・その君たちの取り組みが毎日の自学ノートの評価に出ている。(僕が毎日一人一人のノートにつけているS,A,B,Cの評価のことです)
・取り返すならこの夏しかない。
ここまで
そうすると中1ということもあって、皆「やらないと」と思って目標のページ数をしっかり書いてくれました。
夏休みが46日あることを紙には書いていたので、1日2ページで「92ページ」と書く生徒が多かったです。少なくても「46ページ」という感じでした。
ノルマとして出すなら20ページぐらいかなあと考えていた僕としては、「こんなに高いハードルで皆大丈夫?」と思いましたが(笑)
「一時の気の迷い」にさせない
目標ページを書き込んだら、それを生徒の持っているiPadで各自写真に撮り、ロイロノートで提出させました。これは後になって「やっぱり10ページにしよう…」と目標を下方修正させないためです。鉛筆なら消して書き直せますしね。
提出したものと照らし合わせることはしませんが、生徒からすれば目標を宣言したのと同じことでしょう。
「自分で立てた目標のほうが達成させやすい」
「目標管理シート」の導入を決めたのは、心理学で「自分で立てた目標のほうが達成させやすい」という理論があるのを知っていたからです。僕ではなく、生徒がやるべきページ数を決める。
こうすることでより頑張ってくれるんじゃないかと期待してみましたが、結果はご存知の通り。思った以上でした。
目標達成できなくても、それは失敗ではなく学びと捉える
もちろん目標達成できない生徒も一定数います。それでも目標管理シートに反省を書いて提出すれば、仮に1ページも進んでなくても提出点を与えてます。(そもそもの配点が高くないですが。)
これは賛否あるかもしれませんが、「自学」を突き詰めたらこういう形になりました。
1番頑張った生徒が300ページ越え、100ページを越えた生徒は学年の四分の一以上いました。
もともとノルマで設定しようとしていた20ページは提出者のほぼ全員がクリアしていたので、特にやる気のある中1のうちはこの形がベストだったように感じています。
参考になれば幸いです!
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