2022年04月20日
【教育哲学】中1の授業開きをするときに気をつけていること
前回授業で扱っている洋楽の話をしましたが、そもそも授業開きの話をしてなかったことに気がつきました。
今回は授業開きの話についてしていこうと思います。
今回は授業開きの話についてしていこうと思います。
中一の授業開きを経験するのは今回で3回目となり、パターンも決まってきました。
で、実はそれが縦読みになっていて、好きなものなどの最初の一文字を拾っていくと僕のフルネームが出てくる…と言う自己紹介をしています。
ノリの良いクラスだと、「お〜っ」とどよめいてくれます(笑)
特にスピーキング活動を学期に一回はするということを伝えます。
ここで昨年度卒業した生徒たちの授業風景の動画を投影してみました。
この動画は2種類あって、1つ目はクラス全体でスピーキングをペアワークでしている動画です。クラス全体がざわざわしていてほんとにみんな頑張ってしゃべっている動画になります。
そしてもう1種類は3人グループでディベートをしている動画になります。こちらはグループで喋っているのは1人だけで、それを対戦相手のグループとジャッジのグループが聞いている、という動画です。
中1生徒たちには「高2や高3になったときにはこれぐらい英語をしゃべれるようになっているから、中1のスピーキングの練習から地道にやっていこう」と伝えました。
特に英語に関しては小学生の時から英会話教室に通ったり英検を受験したりする生徒とそうでない生徒との間で若干の差があったりします。
しかし悲しいことに、すでに勉強してきてアドバンテージがあるはずの生徒が必ずしも最後まで英語が得意であるとは限りません。
特に男子生徒の場合はその傾向が顕著であると僕は思っています。その理由は少し英語をかじっていると最初のアルファベットや単語といった段階で英語の勉強を舐めてしまい、「勉強をしない習慣」が身に付いてしまうことが多いからです。
そこで今回僕は京都大学の入試問題と和訳を大問一分を生徒に配ってみました。
生徒には和訳を読ませ、もし少しでも英語をやったことがある生徒がいれば彼らには英文を読んでもらいました。
読み終わった生徒たちからはあきらめのような、絶望のような、そんな表情が見て取れました(笑)
そこで生徒たちに、「現時点で君たちの間で多少の英語力の差があるにしても入試レベルで見れば全員できないことに変わりないので、そこに無駄な優越感や劣等感を抱かないように。大事なことはとにかく6年後にこのレベルの英語が理解できるようになることである」と伝えました。
これは過去に6年間もちあがった生徒たちが中1のために書いてくれたものです。なので二学年分配布しました。
内容は全てお任せしましたが、書いてくれた生徒の多くが自学ノートや暗写テストの大切さを説いてくれています。
中には「とにかくwonderwall先生の言う通りにやれ」というアドバイスもあって、めちゃくちゃありがたい(笑)
恐らく家に持ち帰って保護者の方に見せるはずです。学校と家庭との間に信頼関係が無ければ子どもの教育は成り立たないと僕は思っているので、生徒だけでなく保護者の方にも僕を信頼してもらう材料になればいいなと思っています。
あとは教材配布※も行いましたが、以上が授業開きの流れでした。
スピーキングの映像にしても学習アドバイスにしても、これまでの指導の蓄積の恩恵が大きくなってきました。
僕たちの仕事は、生徒に力をつけることを見返りとして彼らの時間をもらうことで初めて成り立ちます。
生徒も保護者もネットを通じて種々の情報にアクセス可能な現代において、その「見返り」を可能な限り明示的にしておくことは大切なことだと思います。(学校のネームバリューがその部分を肩代わりしてくれる事はあり得ますか。)
少し長くなりましたが以上が中一の授業開きで僕が考えていることです。参考になれば幸いです!
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自己紹介
ただ普通に自己紹介しても面白くないので、僕は最初に簡単に名前を名乗ってから、自分の好きなものや行きたい場所などについて話をしながらそれらを板書していきます。で、実はそれが縦読みになっていて、好きなものなどの最初の一文字を拾っていくと僕のフルネームが出てくる…と言う自己紹介をしています。
ノリの良いクラスだと、「お〜っ」とどよめいてくれます(笑)
年間予定
一年間の大まかな予定と目標を伝えます。特にスピーキング活動を学期に一回はするということを伝えます。
ここで昨年度卒業した生徒たちの授業風景の動画を投影してみました。
この動画は2種類あって、1つ目はクラス全体でスピーキングをペアワークでしている動画です。クラス全体がざわざわしていてほんとにみんな頑張ってしゃべっている動画になります。
そしてもう1種類は3人グループでディベートをしている動画になります。こちらはグループで喋っているのは1人だけで、それを対戦相手のグループとジャッジのグループが聞いている、という動画です。
中1生徒たちには「高2や高3になったときにはこれぐらい英語をしゃべれるようになっているから、中1のスピーキングの練習から地道にやっていこう」と伝えました。
授業の約束事
僕が大事にしたいと思っている事は、中1から英語の授業に真剣に取り組むことです。特に英語に関しては小学生の時から英会話教室に通ったり英検を受験したりする生徒とそうでない生徒との間で若干の差があったりします。
しかし悲しいことに、すでに勉強してきてアドバンテージがあるはずの生徒が必ずしも最後まで英語が得意であるとは限りません。
特に男子生徒の場合はその傾向が顕著であると僕は思っています。その理由は少し英語をかじっていると最初のアルファベットや単語といった段階で英語の勉強を舐めてしまい、「勉強をしない習慣」が身に付いてしまうことが多いからです。
そこで今回僕は京都大学の入試問題と和訳を大問一分を生徒に配ってみました。
生徒には和訳を読ませ、もし少しでも英語をやったことがある生徒がいれば彼らには英文を読んでもらいました。
読み終わった生徒たちからはあきらめのような、絶望のような、そんな表情が見て取れました(笑)
そこで生徒たちに、「現時点で君たちの間で多少の英語力の差があるにしても入試レベルで見れば全員できないことに変わりないので、そこに無駄な優越感や劣等感を抱かないように。大事なことはとにかく6年後にこのレベルの英語が理解できるようになることである」と伝えました。
先輩からのアドバイス
最後にこれまで受け持ってきた先輩たちからの英語学習アドバイスを配ります。これは過去に6年間もちあがった生徒たちが中1のために書いてくれたものです。なので二学年分配布しました。
内容は全てお任せしましたが、書いてくれた生徒の多くが自学ノートや暗写テストの大切さを説いてくれています。
中には「とにかくwonderwall先生の言う通りにやれ」というアドバイスもあって、めちゃくちゃありがたい(笑)
恐らく家に持ち帰って保護者の方に見せるはずです。学校と家庭との間に信頼関係が無ければ子どもの教育は成り立たないと僕は思っているので、生徒だけでなく保護者の方にも僕を信頼してもらう材料になればいいなと思っています。
あとは教材配布※も行いましたが、以上が授業開きの流れでした。
スピーキングの映像にしても学習アドバイスにしても、これまでの指導の蓄積の恩恵が大きくなってきました。
僕たちの仕事は、生徒に力をつけることを見返りとして彼らの時間をもらうことで初めて成り立ちます。
生徒も保護者もネットを通じて種々の情報にアクセス可能な現代において、その「見返り」を可能な限り明示的にしておくことは大切なことだと思います。(学校のネームバリューがその部分を肩代わりしてくれる事はあり得ますか。)
少し長くなりましたが以上が中一の授業開きで僕が考えていることです。参考になれば幸いです!
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burwonderwall at 07:30│Comments(0)│教育哲学