2022年03月28日
【読んだ本】『シン・君主論』(2022)富山和彦・木村尚敬
今回はこの本を読みました。
『シン・君主論』(2022)富山和彦・木村尚敬

読者のターゲット層としては企業内で意思決定をする立場にある人や起業した人なのですが、図らずも教職との関連がすごく強くて勉強になります。
『シン・君主論』(2022)富山和彦・木村尚敬

読者のターゲット層としては企業内で意思決定をする立場にある人や起業した人なのですが、図らずも教職との関連がすごく強くて勉強になります。
なぜなら「担任」とはそのクラスの「君主」に他ならないからです。
担任でなくとも、教科担当もルールを作り、それに基づいて生徒を評価する以上「君主」であると言えます。
「君主」としてどのように統治していくか、リーダーシップを発揮するか、という観点で読むと教員としてどう振る舞うべきかが見えてきます。
例えば、生徒の中に友達感覚で入っていく先生がいます。僕はそういうタイプではないのですが、それについても本書に関連する記述があります。
君主は「愛されるよりも恐れられ」るべきであり、そして同時に敬意を得るべきである、と書かれています。(この場合厳密には「恐れ」というよりも「畏れ」であるそうです。)
つまり、生徒から好かれる必要はないわけです。厳しい指導をしてもそこに一貫性があれば問題なくて、でも生徒から好かれたいと思ってしまうと線引きが曖昧になったり、人によって指導が変わってしまったりします。
やっぱりそうだよね、と改めて思った箇所でした。
そして最も刺さったのがこの一節。
僕たちも人間なので弱い部分があって然るべきですが、プロである以上そんな姿を見せるべきではありません。
僕たちの人間性は変えられなくても、「見せ方」は変えられるのです。
こういった古典と現代の価値観とを擦り合わせしてくれる本はとても参考になりますね。
教員としての振る舞い方に困っているはもちろんですが、教養として「君主論」が何たるかを知っておいても損はないと思います!
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担任でなくとも、教科担当もルールを作り、それに基づいて生徒を評価する以上「君主」であると言えます。
「君主」としてどのように統治していくか、リーダーシップを発揮するか、という観点で読むと教員としてどう振る舞うべきかが見えてきます。
例えば、生徒の中に友達感覚で入っていく先生がいます。僕はそういうタイプではないのですが、それについても本書に関連する記述があります。
君主は「愛されるよりも恐れられ」るべきであり、そして同時に敬意を得るべきである、と書かれています。(この場合厳密には「恐れ」というよりも「畏れ」であるそうです。)
つまり、生徒から好かれる必要はないわけです。厳しい指導をしてもそこに一貫性があれば問題なくて、でも生徒から好かれたいと思ってしまうと線引きが曖昧になったり、人によって指導が変わってしまったりします。
やっぱりそうだよね、と改めて思った箇所でした。
そして最も刺さったのがこの一節。
君主が軽蔑されるのは無節操、軽薄、軟弱、臆病、優柔不断とみられる場合である。(p.216)人の前に立つ以上、生徒はこちらを見てます。
僕たちも人間なので弱い部分があって然るべきですが、プロである以上そんな姿を見せるべきではありません。
僕たちの人間性は変えられなくても、「見せ方」は変えられるのです。
こういった古典と現代の価値観とを擦り合わせしてくれる本はとても参考になりますね。
教員としての振る舞い方に困っているはもちろんですが、教養として「君主論」が何たるかを知っておいても損はないと思います!
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