【教育哲学】共通テストのリサーチを返却しながら進学校の進路指導のあり方を考えた話【英語教育】添削指導を効率化する最高のルール

2022年01月25日

【教育哲学・入試】噂の共通テスト数学などから見る共通テストの現状

(タイトルと内容を一部加筆修正しました。)

色々と物議を醸している今年の共通テスト。

特に数学は難しすぎて各方面から批判が続出中です。文部科学省の大臣が難易度について言及する始末。



1月21日に会見した末松大臣は、2022年度共通テストの難易度について「共通テストは各教科・科目の特性に応じて知能・技能のみならず、思考力・判断力・表現力等を重視して評価を行うもの。私としては全体的に授業での学習のプロセスや日常生活の場面を題材にした問題、さまざまな資料や図から複数の情報を読み取って活用する能力を問う問題等、単なる暗記再生型の出題ではなく、共通テストが意図する能力を問う点がより明確になっている」との見解を示した。

要するに、「狙い通りですが、何か?」とのこと。



単純な数式の代入しかできない生徒には解けない問題で、「状況設定をちゃんと読み取る力が必要だ」と言われています。

それを数学のテストで測るべきなのかはまだまだ疑問符がつきますが、それでも「そういう力を大学入試センターが大事だと思ってるんですね」と理解できる部分もあります。

ですが、少なくとも教科書を真面目にやってきた生徒が対応できない問題を出題している時点で、文部科学省が指導の手順も何も示せていないことになります。

これで「狙い通り」と言うのは梯子外しも甚だしい、と門外漢ながら思います。

共通テスト数学の問題作成にあたられた方々は色々と大変だとは思いますが、「できるようにしない現場が悪い」と開き直らずに、このことを是非念頭において来年度の問題作成に入って欲しいものです。


ついでに英語についても言及しておくと、皆さんご存知の通り共通テストと国立大学の二次試験が噛み合ってないことがイマイチだと感じてます。

センター試験は二次試験に向けた素地がどれだけ出来ているかを確認することができていましたが、共通テストは二次学力がない生徒でも高得点が取れるテストになってます。

共通テストではfluency(流暢さ)が問われ、二次試験ではaccuracy(正確さ)が問われる、という二重構造になっているために、対策に要するに時間が2倍とまでは言わずとも、1.5倍くらいにはなってる肌感覚です。

僕みたいに中高一貫校の私学で6年間スパンで教えられるならいいですが、公立高校のように3年間でとなると、二次試験対策まで十分に手が回りきるんでしょうか?

もし共通テスト対策にのみ重点を置く学校が過半数ならば、世の中には「簡単な英文なら読んだり聞いたりして情報は取れるけど、少し複雑な英文は読み取れないし、自分の考えを英語で正しく伝えられない大学生」で溢れてしまいます。

それこそ「AIに取ってかわられる人材」ですね。

その二重構造に耐えられるだけの知力を持った人や、6年かけて対策できる経済力を持った人たちから優先的に良い大学に入れるとしたら、共通テスト英語は教育格差を助長してます。


英語の「外部試験導入」に始まり、まだまだ教育の本質から外れて迷走しているように見える共通テストです。

しかし、先ほどの一部の生徒にしかとけない数学の話もそうですが、共通テストを「エリートの選出」(あるいは「弱者の切捨」)という視点から眺めてみると、迷走どころかきれいに一本筋が通って見えるのは、僕の杞憂でしょうか。


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burwonderwall at 07:30│Comments(0)教育哲学 | 入試

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