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2021年09月26日

【英語教育・Upgrade】読解力を鍛える長文解説


今回は6年前の記事をアップグレードしていきます。

岡田斗司夫さんの「動画資本論」を基にしたやり方です。


このブログを始めて6年ぐるっと一周できたので、今後こういう「6年前との比較」みたいな記事も書きやすくなりそうです。

さて、記念すべき第一回の元ネタは2015/11/26に書いた記事です。

その記事をまず読んでもらって、その上で今どうしているかを追加情報で出していきます。ではどうぞっ。



2015/11/26


昨日は河合塾の全統記述の結果が戻ってきました。
高3が全体で受ける模試としてはこれが最後。

過去3年の平均偏差値が60ちょっとでしたが、今回はそれよりも2弱ぐらい良かったので、それなりの結果だったのではないでしょうか。

10月に受験した模試ですが、9月から二次力強化で「一日一題」と称してかなりの数の英文を読んできました。

9月1日から11月26日の時点で105題ほど。

3ヶ月経ってないのに100題超えてますから、一日一題は嘘ですね。笑

ひたすら量を読むことについては賛否あるかと思いますが、多くの英文に目を通すことで得られる良いことは、3つあります。

一つは、「形式論理に慣れる」ことです。

特に、抽象ー具体の対応をきちんと考えながら読むこと。これが出来るようになると、分からない表現が出て来ても、具体例をきちんと読み取れば意味理解できる。

逆に、抽象の部分で理解できていれば、具体例は斜め読みしても構わない。

また、譲歩として書かれている部分が譲歩だと気づけることが大事です。

特に英語力が今一歩な生徒は、譲歩部分に引っ張られて論理展開についていけないことが多いように思います。

of courseとか、surelyとか、そういったディスコースマーカーに着目させて指導することから始め、最終的にはそういった語句がなくても譲歩として機能している部分をきちんと指摘してあげることが彼らの血肉となります。

僕が思うのは、英語のロジックを知るにはメタ知識だけでは不十分だということ。パラグラフリーディングとか、ディスコースマーカーとか、そういった概念は知ってても、それが「実際の英文」においてどう機能していくかを「肌感覚」で知らないと、結局身に付いたとは言わないんだと思います。


これは、僕自身の学習者としての経験によるものですが。

二つ目は、「題材に慣れる」ということです。

心理学や、難民問題、環境問題、テクノロジー、政治と経済、文化比較論…

枚挙に暇がないほど、多くの内容が入試英語では取り扱われます。

多くの英文を読むことで、もちろん全く同じ内容ではないかもしれませんが、入試でも少なくとも同じジャンルの話は出てくるはずです。

何かを読みながら、「この話知ってる」と思えることは心理的にはかなりのアドバンテージになるはずです。

そして、知ってるはずの話が逆接で展開していくとき、「何が起こるんだろう」というワクワク感が生まれます。

内容に興味を持つことも、大事なリーディングストラテジーの一つです。


三つ目は「教養を身につける」ということ。

上述した通り、様々なジャンルの英文を入試対策として読むことになります。

でも、当たり前ですが、英文には適当なことや嘘は書いていないわけです。(後になって「真実ではなかった」ということはあるかもしれませんが、少なくともそのテクストが書かれた瞬間においては、真実であったはずです。)

そして、高校生が読めるレベルの内容ですから、過度に専門的であることもない。

つまりそこに書いてあるのは、「普通の英語力があれば誰でも分かる、正しいこと」です。

例えば「吊り橋理論」とか「幼児のマシュマロ実験」なんて手垢がつくぐらい有名ですが、多くの高校生は知りません。

大学で進む分野によっては、ひょっとしたら一生知らないかも知れません。

それは可能な限り避けたいと思うわけです。

僕が彼らに贈れるのは、英語力以外ではそういった一般教養かもしれないと思って、長文を読んだ後には関連事項で「教育学部出身の僕ですら知っていること」を彼らに伝えます。

知っていることが無ければ、「僕が不思議に思うこと」を伝えます。それが、今後の彼らの「思考の種」になるかもしれないと思って。

(引用終わり)


この記事を書いてから6年経ちましたが、基本的なスタンスは今も変わりません。

最後はどれだけの長文に触れてきたかが合否を分けると思っています。

ただ、6年前と違いがあるのは「問いに対する答えを探す」という視点です。

以前は英文の論理構造だけ説明していましたが、「英文の意味は分かるけど問いには答えられない人」がいることに最近気づきました。

なので今は下線部や空所補充に対して、できる限り論理的に「ここを抜き出して和訳する」というところまで解説してます。(つまり「読んだら分かるよね」を排してます。)


とはいえ、一時間で長文を二題解説することはザラなのでそんなに細かいところまで扱ってはいませんが、それでも先日ある生徒がわざわざ来てくれて、「授業の解説を意識して他の問題を解いたら正答率がすごく上がりました!」という嬉しい報告をしてくれました。

進度が速いので授業準備は大変ですが、今の生徒とは残り2か月半しかないので、悔いのないように頑張っていきます!



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burwonderwall at 08:13│Comments(0)英語教育 | Upgrade

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