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2021年09月23日

【特別授業】京大模試の解説授業で伝えたこと

以前の記事(※)で書いたように、7月に東大京大模試の過去問会をしました。


その後、解説授業を行いましたが、そこでうちの生徒に伝えたことをなるべく一般化して書いておきます。ただし、世の中にはもっと東大京大入試を研究してる先生方は多くいらっしゃるので、あくまで僕の備忘録であることはご了承ください。

さて、今回は京大について。


ガチガチの英文和訳


京大は何といっても抽象度が高く、日本語で読んでも難解な英文が出題されます。

下線部訳を求められることが多いですが、問題を解く際に気をつけるべきことを生徒にいくつか伝えました。


1 問題を見て、どの段落をしっかり読み取らないといけないかを最初に確認する。


例えばthis theoryに下線が引かれていて「それについて説明せよ」であれば、その下線よりも当然上に答えがあります。

簡単な例ではありますが、要は「答えが下線よりも上にあるか下にあるか」を確定させることで「概要をとればいいパラグラフ」と「きっちり読み込むパラグラフ」とを分けて読みます。

京都は難易度の高い長文が出題されるので、概要把握で済ませられる所はそうして処理しないと時間的にも厳しくなってしまいます。

2和訳は英語からではなく、文脈から訳す。


京大は抽象度の高い英文が出題されるので、意味内容を理解しないまま訳しても変な日本語にしかなりません。

「とにかく知ってる単語を知ってる日本語に置き換える」のを和訳だと思っていると痛い目にあいます。

大事なのは具体例を含めた論理の流れで、多少単語が分からなくても(というか基本的に分からない単語が下線部内に含まれていると覚悟するべきですが)、文脈から訳語を決定していくことを重視するべきです。

その際に僕が生徒によく言う基準は、「下線部和訳した部分だけを自分の親に見せて、内容を理解してもらえるか」ということです。

これは京大に限った話では無く、和訳問題全般に共通して言える話ですけどね。


英文和訳は日本語→イメージ→英語


京大の英文和訳もなかなか難しいですが、これも和訳と似ていて、日本語をいきなり英語に訳すと失敗します。

例えば「紙一重の差で失敗した」をそのまま訳すのは難しいですが、この日本語のイメージを頭の中に作り、それを英語で表現するということをします。

そうすると、「あと少しで成功しそうだったのに結局失敗した人」のイメージが浮かびますので、それを英語で表現します。

「和文和訳」という言い方もありますが、それよりかは「英検の面接みたいに絵を英語で説明する」という感覚で解いた方が自分の英語力の範囲内で解決できます。


以上、ざっくりとですが京大を受験する生徒に伝えたことでした。

京大の英文は確かに難易度こそ高いですが東大のように時間と戦う必要がないため、過去問や対策問題集をきっちりやり込めば点数が取れるようになる、というのも大切なところです。最後まで諦めずに!


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burwonderwall at 15:37│Comments(0)特別授業 

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