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2021年08月25日

【特別授業】東大英語の解説授業で伝えたこと

前の記事(※)で書いたように、東大京大模試の過去問会をしました。

その後、解説授業を行いましたが、そこでうちの生徒に伝えたことをなるべく一般化して書いておきます。ただし、世の中にはもっと東大京大入試を研究してる先生方は多くいらっしゃるので、あくまで僕の備忘録であることはご了承ください。

今回は東大について。



1 時間配分が東大攻略の全て


限られた時間をどう使っていくかが東大英語では求められます。

要約、文法、リスニング、英作文、読解と満遍なく出題されますが、この中で一つ山になるのがリスニングです。

試験時間120分の中で、45分経過した時に問題文の放送が始まり、そこから30分問題文が流れ、その後また45分試験時間があります。

このリスニングを除いた90分をどう使うかが大切なわけですが、特に時間配分の点で東大英語の肝となるのがリスニングと自由英作なので、この2つについて書いていきます。



2 リスニングの下読み



上述したように、試験のちょうど真ん中にリスニングの試験が行われるので、リスニングの問題文の下読みを含めて前半を処理しないといけません。



自分がどれだけのスピードで下読みができるかのデータを集め、リスニング開始までにきっちり下読みしきることが大切です。ちなみに目標は7分以内です。

加えて僕の生徒の場合(恐らく東大二次の演習不足のためですが、)「丁寧に下読みしすぎる」傾向があり、下読みに15分近くかけてしまう生徒もいました。

なので、解説授業では「問題文と選択肢を流し読みして話題の把握と登場人物の確認をする程度でリスニングに臨んでみよう」と声かけをしました。

その心としては、東大のリスニングと同時進行で答えを確定させることは(一部の問題を除いて)求められていないので、「誰が何についてどういうことを言ったか」という要旨を取れれば後から選択肢を絞ることも可能です。

下読みに時間がかかるのは、一つ一つの選択肢を見ても文脈が分からないので結局意味が分からず思考が空転してるためです。

であれば、リスニングした後に選択肢を見た方が「何を言っているか」が分かるので選ぶのに時間がかからないし、最後は記号なのでまぐれ当たりもあり得ます。

下読みに時間を費やす癖がつくと、劇的に処理速度が向上しない限りは毎回同じぐらいの時間をかけてしまいます。不安なので。

15分使って下読みするぐらいなら、テキトーでも5分で下読みを完了させて10分で大問1の要約を終わらせた方が「90分の時間の使い方」としては正しいです。


3自由英作文


減点される英文は絶対に書いてはダメです。その為には2つの考え方があります。


①自分の「勝ちパターン」を持ち、ジャンル毎に完璧な表現をストックする。
言うは易しですが、具体的にはこういった本が参考になります。

 


この本はなかなか良くて「この表現は経済系でもAI関連でも使える」みたいな切り口で使えるフレーズが紹介してあり、数はそれほど多くはないですがパラグラフ単位で丸々使える表現もあります。

例えば、「~ will boost the economy because it will stimulate markets and consumption.」はテーマが経済に関係するもの(オリンピック、キャッシュレス、インターネット、SNS、宇宙開発など)であればどれでも使えるフレーズになります。(Amazon説明欄より引用)

何を問われるかが分からない、そして何を書くべきかも一見分からない東大の自由英作だからこそ、自分のパターンを持ち、それにあてはめてみることで答えを考える切り口になります。

解説授業の模範解答を作る際にあえてこの本の表現をほぼそのまま使って書いてみましたが、特に違和感もなく書けました。


②自分の思考を日常的に英語化してストックする

①で全て決着がつけばいいんですが、東大的には「こういう対策や準備で乗りきられないような出題」をしたいでしょうから、どうしてもその場で考えて英語にするという作業が求められると考えられます。

では完全に無策かと言えばそうでもなくて、何かについて考えるときの「自分の思考」にはパターンがあります。

例えばコロナウイルスに対して、「ちゃんと政府が専門家の意見を組み取って事に対処していくべきで、そのためには個人の権利が多少侵害されるのは仕方がない」という考えを持つ人は、高齢化社会や原発問題といった他の大きな問題に対しても同様の考えを持つはずです。

こういう直球の時事ネタは対策しやすいので東大では出題されないでしょうが、要は日頃自分が考えたり思ったりすることには何かしらの一貫した論理があるはずです。

色々な問題に対する自分の答えを日本語でも書いてみることで、「テーマは違うけど同じような表現が頻繁に出てくるな」と思えば、それを辞書やネットを使って完璧な英文に直し、表現としてストックしていきます。

その際には「なるべく表現をダウングレードさせない」ことも大切です。

和文英訳では日本語表現を簡単に言い換えることは大切ですが、それを自分の思考にあてはめるとニュアンスにズレが生じて「元々自分が言いたかったこと」から離れてしまいます。

なので、言いたかったことはなるべくそのままの表現で何と言うかを調べ、英語表現の幅を増やす意識が大切です。(その際にDMM英会話のページ※はかなり役立ちます。)

要約、文法、和文英訳、読解に関しては形式の差はあれど他大学の対策とそう大きく変わらないし、結局は「やればやっただけ」です。

時間がかかるリスニングと自由英作の準備を早い段階で仕上げていくことが東大英語の肝だと思います。

次回は京大についてですが、京大は出題形式自体はすごくシンプルなので、もう少し具体的に「どう解答を作るか」という視点で生徒には話をしましたので、それを共有したいと思います!

※参考

 



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burwonderwall at 07:30│Comments(0)特別授業 

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