2021年04月14日
【長期休暇・特別授業】Extensive Reading Courseの振り返り
今回は春休みに行った特別授業「Extensive Reading Course」について、最終的にどんな感じだったのかをアンケート結果も踏まえてシェアします。
4日間の16時間で生徒が読んだ総語数の最高記録は90000語を超えました。
ノルマというか一つの目安として20000語を設定しましたが、参加した生徒の80%以上が達成しました。(達成できなかったのは1日しか参加できなかった生徒たちのようです。)
1時間あたりの語数もアンケートを取ったのですが、一番多かったのが3000語〜3999語/時間というペースで全体の50%でした。wpmに直すと50wpm〜67wpmということになりますが、実際は和訳を確認したり解説を読んだりという時間もあったので倍の100wpmぐらいでは読めているのではないでしょうか。
また、「多読をしてみて英文を読む意識はどう変わりましたか」という質問項目において、「前よりもかなり楽になった」が33%、「やや楽になった」が53%ということで、実感として大きく意識が変わったようです。(ちなみに残りの14%の生徒は「元々苦手で、あまり変わらなかった」を選択していました。苦手なのでスピードに乗って読むことができず、結果として「多読」にならなかったのではないかと推測しています。)
最後に「今後も多読を続けていきたいですか?」というアンケート項目に対しては、「続けてみたい」が43%、「どちらかと言うと続けてみたい」が53%という結果になり、先ほど「変わらなかった」と答えた生徒たちも含めて継続的にやると力がつくと考えているようです。
英文を読む時には「読み切れるはずだ」という自信が何よりも大切です。その自信を裏打ちするのは実際に「読んだ」経験だけなので、今回の多読経験は必ずその自信につながるはずです。
最後に今回の運用についてですが、このタイプの特別授業(補習)はおすすめです。
960分間の枠を作って生徒を会場(会議室)に集めはしましたが、僕自身は結構フラフラと職員室に戻ったり、別の場所で急ぎの仕事をしたりしていました。
会場にいる間も、新年度の予習をしたり事務仕事をしたり、生徒に対しては本当に何もしていません。最初に雰囲気を作る手伝いをしたらそれでもう終了です。 あとは生徒が黙々と読む雰囲気を邪魔しないだけ。
会議室という彼らが普段使わない部屋で、お互いの顔が見える配置、そして立ち歩いても問題ないぐらい広く使える空間だったことなども良い方向に作用したと思います。
「教員が楽で生徒がきつい」のが最良の授業ですが、このExtensive Reading Courseはそれを体現するような授業となりました。
図書室にもGraded Readersが置いてあるので、今後は空き時間を使って自分でどんどん読んでもらえたらいいなと思うし、「続けたい」という生徒がいるなら「場」の設定だけでも今後してあげたいなと思っています。
(参考記事)
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ノルマというか一つの目安として20000語を設定しましたが、参加した生徒の80%以上が達成しました。(達成できなかったのは1日しか参加できなかった生徒たちのようです。)
1時間あたりの語数もアンケートを取ったのですが、一番多かったのが3000語〜3999語/時間というペースで全体の50%でした。wpmに直すと50wpm〜67wpmということになりますが、実際は和訳を確認したり解説を読んだりという時間もあったので倍の100wpmぐらいでは読めているのではないでしょうか。
また、「多読をしてみて英文を読む意識はどう変わりましたか」という質問項目において、「前よりもかなり楽になった」が33%、「やや楽になった」が53%ということで、実感として大きく意識が変わったようです。(ちなみに残りの14%の生徒は「元々苦手で、あまり変わらなかった」を選択していました。苦手なのでスピードに乗って読むことができず、結果として「多読」にならなかったのではないかと推測しています。)
最後に「今後も多読を続けていきたいですか?」というアンケート項目に対しては、「続けてみたい」が43%、「どちらかと言うと続けてみたい」が53%という結果になり、先ほど「変わらなかった」と答えた生徒たちも含めて継続的にやると力がつくと考えているようです。
英文を読む時には「読み切れるはずだ」という自信が何よりも大切です。その自信を裏打ちするのは実際に「読んだ」経験だけなので、今回の多読経験は必ずその自信につながるはずです。
最後に今回の運用についてですが、このタイプの特別授業(補習)はおすすめです。
960分間の枠を作って生徒を会場(会議室)に集めはしましたが、僕自身は結構フラフラと職員室に戻ったり、別の場所で急ぎの仕事をしたりしていました。
会場にいる間も、新年度の予習をしたり事務仕事をしたり、生徒に対しては本当に何もしていません。最初に雰囲気を作る手伝いをしたらそれでもう終了です。 あとは生徒が黙々と読む雰囲気を邪魔しないだけ。
会議室という彼らが普段使わない部屋で、お互いの顔が見える配置、そして立ち歩いても問題ないぐらい広く使える空間だったことなども良い方向に作用したと思います。
「教員が楽で生徒がきつい」のが最良の授業ですが、このExtensive Reading Courseはそれを体現するような授業となりました。
図書室にもGraded Readersが置いてあるので、今後は空き時間を使って自分でどんどん読んでもらえたらいいなと思うし、「続けたい」という生徒がいるなら「場」の設定だけでも今後してあげたいなと思っています。
(参考記事)
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