【目標管理】2021年2月の振り返り【教育哲学】習熟度別の導入に僕が反対する理由

2021年03月06日

【アクティビティ】高2最後の授業でチームディベートを行いました

この水曜日が今学期、というか高2最後の授業でした。

教科書(Genius Communication Ⅲ)も(休校期間などありましたが)今年度で無事に終了。


それでも4時間余ったので、2時間は教科書の試験範囲のシャドーイングをし、最後の2時間を一日にまとめて【チームディベート】を行いました。

下準備なしのぶっつけ本番になるのでやるかどうかかなり迷ったんですが、前に持った学年も高2でやったし、今の生徒が中1のときから「高2でやるよ」と言ってきたので、今回生徒を信じて腹を括ってやることにしました。


結論としては、やってよかったです!

どのテーブルも英語を使って発表し、質疑応答も英語でやり取りする意識を持って取り組んでいました。

男子校の高2ならテーブルで結託してコソコソ日本語でやってもおかしくない気がしますが(10テーブルもあったし)、全然そんな雰囲気もなく。改めて良い生徒達だなあと思いました。


ただこちらも、生徒に丸投げの無策でこのチームディベートに臨んだ訳ではないので、一応僕の手の内を明らかにします!キーワードは【協同】と【競争】です。


【協同】(チームの組み方)

チームの人数


まずは協力しあうチームを組みます。

各クラス2人~3人のチームをこちらで組み、ディベート前日に発表しました。

人数が4人を越えると話し合いが共有されなくなるので、3人が限界だと思います。

クラス人数の関係で2人のチームもいくつかできましたが、そういうチームは英語力をある程度揃えておきました。


また、チーム数は3の倍数にして各クラスのチーム数を統一します。(理由は後述)

チームを組む時の注意


まず、定期テストやGTEC(スピーキング)のスコアを参照しながら、どのチームも英語力(とコミュニケーション能力)がなるべく均等になるように意識しました。

また、人間関係にもなるべく気を配り、ある程度仲が良い(と思われる)生徒たちを基準にチームを作ります。

ただし、仲の良さは甘えも生んでしまうので、「仲が良すぎる英語力の低い生徒たち」はバラバラにします。


【競争】

2クラス対抗戦

緊張感を出すために、2クラス合同の2時間連続の授業を組みました。

普段とは違う環境を用意することで緊張感(=集中力)が高まります。

ジャッジを作る


3チームで1テーブルを囲み、「肯定」「否定」「ジャッジ」の役割を作りますが、とりわけジャッジの役割が大切で、「勝負(競争)している」意識を持たせます。


【協同・競争】テーブルの組み方

基本の話


3チームを1テーブルにするわけですが、〔A組×2、B組×1〕と〔A組×1、B組×2〕という組み方をします。(なのでクラスのチーム数を3の倍数にするわけです。)

僕は各クラスで15チーム作ったので、テーブルの数は10となりました。

長机を3つ用意し、〔コ〕の字形にセットします。


【競争】と【協同】の観点


テーブルを組むときに大切なのは、各チームのリーダーとなる人たち同士の関係性です。

頭の中でその人たちがバチバチに英語で議論しているイメージが湧けば大丈夫です。

ただ、もしその人たちの仲が良すぎて、気恥ずかしさなどから「なあなあ」な感じになる可能性が少しでもあるなら組み換えます。

そういう意味で、リーダー同士がディベートという競技においては【競争】しているんだけど、英語でコミュニケーションをとるという意味では【協同】している、ということが必要になります。

僕は5年間の付き合いがあるのでイメージが湧きますが、もしこのあたりの勘所が分からなければ学年の先生に聞くのがいいと思います。


さて、ここからはテーマや準備物などについてまとめていきます。


テーマ


今回テーマは3つ用意しました。

①ギャンブルは禁止されるべきだ

②監視カメラを通りにもっと設置すべきだ

③大学の授業料は無性にすべきだ


このテーマを事前に生徒には伝えておきますが、どのテーマでディベートをするかについてはジャッジがふる賽の目次第です。

賽の目が1・2なら①、3・4なら②、5・6なら③とします。

また、奇数か偶数かで【どちらが肯定か】も決めます。(奇数ならジャッジの左手側、偶数なら右手側が肯定、みたいに。)

用語の準備


ここが一番大切なところです。

テーマが与えられてから用語を調べたりすると時間がかかるし、「同じものを違う言い方をすることで意見が食い違う」可能性があります。(例えばmoney to pay for universityと表現しているチームが、相手チームの言ったtuitionという言葉を同じものをだと思わずに聞き流したり。)

なので、テーマと一緒に【使用するであろう語彙】をリストで渡しておけば、そういう無駄な食い違いも生まれないし、発話する中で正しい表現を覚えてくれます。


でもそれって結構大変ですよね。そこで僕は…

オンライン英会話の教科書を引っ張ってきました


高1の時に生徒が受けていたGakkenのオンライン英会話の教科書を使いました。

実は今回のテーマもそちらからそのまま使用したものです。

語彙だけでなく、問題の争点となるポイントなども書いてあるのでとっても便利。

この教科書を見たときから、いつかこういう使い方をしてみようと思っていたので、それが今回実現しました!

流れを書いたフローシート(兼メモ用紙)の準備


今回事前指導なしでチームディベートがうまくいったのは、中3時にマイクロディベートは行っていたのも大きな要因です。



もちろん細かい流れなどは忘れているので、ディベートの進行を書いたフローシート(兼メモ用紙)をA3でテーマ毎に印刷。

そこにチームで相談しながら原稿を書いたり、相手の言い分をメモしたりしながらディベートに取り組んでました。


……大体こんな感じですかね。


学校のホームページにもこの授業の様子が写真つきで紹介されてますので、僕の素性をご存知の方で生徒の様子が知りたい方はそちらを是非ご覧下さい!(笑)


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