2021年01月28日
【HR】コロナ対策で「昼休み映画祭」を開催中。
コロナが相変わらず猛威をふるってます。
学校生活の中ではやはり昼休みがマスクを外して飲食するということで気になります。
かといって担任がしゃべらせないように見張るのも何だか自粛警察官みたいで疲れるし。
昼休みに生徒が自然と喋らなくなるようにするにはどうしたら……と考えていると、ありました!
密室内にたくさん人がいるにもかかわらず、喋らないことを前提とする活動が!
学校生活の中ではやはり昼休みがマスクを外して飲食するということで気になります。
かといって担任がしゃべらせないように見張るのも何だか自粛警察官みたいで疲れるし。
昼休みに生徒が自然と喋らなくなるようにするにはどうしたら……と考えていると、ありました!
密室内にたくさん人がいるにもかかわらず、喋らないことを前提とする活動が!
そうだ、映画をみよう
ということで、昼休みに映画を15分~20分ぐらい観賞してます。
ただし、コメディーで爆笑とかホラーで悲鳴とか、声が出てしまったら意味がないので、息を呑みながら見るような映画がよいなと。
ということで、第一回昼休み映画祭はこれを見ていて、明後日に見終わります。
「レプリカズ」
キアヌ・リーブス主演で、事故で死んでしまった家族のクローンを作ってしまう科学者の
話です。
「クローンの倫理的問題」という言葉はよく
耳にしますが、実際に何が問題なのかは今いちピンときていない生徒もいるかと思います。
僕のクラスは医学部志望の生徒も多いので(約1/3ぐらい)、この映画を見てクローンについて考えるきっかけにしたいと思います。
ちなみにこの映画ではそういった倫理的側面については触れられていないので、普通に見終えると「クローン技術も悪くないかも」と思ってしまいます。
なので、見終わった後のその状態から発問で揺さぶりをかけたいと思います。(昼休みなのに授業っぽい。笑)
生徒に問いかける「クローン技術の倫理的問題点」についてはまた別に書かせてもらいますが、昼休みに映画を見ることで…
・生徒は「喋らない」という我慢なく(むしろ楽しく)昼ごはんを食べられる
・担任が注意しなくていい
・生徒に授業だけでは教えられない教養が身に付く
と、まさに一石三鳥です。
とはいえ、「他の学年やクラスとの間で差が生まれて不公平だ」みたいなツッコミが入るかもしれませんね。
僕は学年には報告済みで、隣のクラスの先生は「それいいね」と言って別のものを見せてますが、他の学年からは横槍が入るかもです。
ただ、どの教室にも整備されているプロジェクターを使ってるわけなので、よっぽど言われない限りは続けるつもりです。
……と僕が思うのは、東日本大震災のあるエピソードがあるからです。
避難場所の寒い体育館に避難者用の毛布が準備されていたにも関わらず、「全員分の毛布がないから誰にも渡せない」という間違った平等意識(いわゆる「悪平等」)のせいで結局皆が寒い思いをした、という話です。
学校なんて特に横並びの組織なので「出る杭」は打たれやすい環境です。
目立たないように皆と同じことをしてれば間違いはありません。
でもそういった意識によって、生徒がより広く、より深く学ぶ機会が奪われる(あるいは奪われている)としたら、教師としては本末転倒だと僕は思うのです。
人からの評価ではなく、自分と生徒にとって最良の選択をしたい、だからこそ「使える物を使える人が使うという当たり前」を当たり前に行いたいと思います。
何だか熱っぽく語ってしまいました。
まあ普段なら僕も昼に映画見せたりせずにむしろ友達とお喋りしなさいと思うのですが、「非常時」なので許して下さいってことで。
でも、条件が揃ってるならほんとにオススメですので是非!
※※※※※※※※※ ※※※※※※ ※※※※※※※※※※※ ※※※※※※※※※※※
もし本ブログに興味を持たれましたら、「読者登録ボタン」を押してもらうとLINEで更新の通知が届きます。僕には誰が登録しているか分からないのでご安心を。(登録人数すら分かりません。)登録も解除もすぐにできますのでお気軽にどうぞ。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
burwonderwall at 07:30│Comments(0)│HR