2020年12月13日
【英語教育】最近こんな感じで授業してます。(高2の2学期)③教科書(Genius Communication Ⅲ)
最近の授業スタイルを公開してますが、今回で第三回となります。
(第一回)ユメタン1フレーズ小テスト+予習
(第二回)英文構造分析(口頭発表)・洋楽
1 ユメタン1フレーズ小テスト+予習
2 英文構造分析(口頭発表)
3 洋楽
4 教科書(Genius Communication Ⅲ)
最後は教科書の扱いについて。今までのブログ記事でもちょいちょい触れてはいましたが、今回まとめて書いていきます!
(第一回)ユメタン1フレーズ小テスト+予習
(第二回)英文構造分析(口頭発表)・洋楽
1 ユメタン1フレーズ小テスト+予習
2 英文構造分析(口頭発表)
3 洋楽
4 教科書(Genius Communication Ⅲ)
最後は教科書の扱いについて。今までのブログ記事でもちょいちょい触れてはいましたが、今回まとめて書いていきます!
4 教科書
使用しているのは「Genius Communication Ⅲ」です。
英文的にもなかなか難しい箇所はありますが、文法的な説明は行わず、論理構造を理解するための題材として扱います。
解説
授業では段落毎に何が書いてあるかを読み取っていき、まとめのみ板書していきます。
気をつけていることは「生徒が単語や文法という点で自力で理解できそうにない箇所は訳さない」ということです。
というのは、例えば問題集や模試の解説書などは、全ての英文が間違いなく読み取れることが前提になっています。
でも実際の高校生のレベルでそこまで読めるわけがありません。
分からないところもあれば、理解が怪しいところもあるはずです。
そういった不安定な足場から、いかに論理を組み立てながら最後まで読み通せるかが模試や入試では求められるし、逆に「この一文が読めないと理解はできない」というキーセンテンスを明らかにすることで最低限必要な語彙力や文法力を提示することができます。
なので僕の授業準備としては、英文をばーっと目を通す中で意味理解のために精読が必要な難しい箇所などは解説からなるべく外して、「この一文は難しいけど、この次の文に具体例が来てるからここをしっかり読み取って……」というように、生徒目線の解説を心がけてます。
こういう解説が可能なのも、前回の記事にあるように精読については別に枠を取ってやっているので教科書では文法にフォーカスする必要がないからです。
あと、生徒には解説の前に以下のプリントを渡してます。
・段落解説用ワークシート
・新出単語とその訳の一覧
・本文和訳
和訳まで先に渡すのは、生徒によっては英語だけだと読み通すのが難しいかもしれず、そうなると論理展開以前の問題になってしまいます。なので、最悪わからなかったら和訳を見ながらでもパラグラフ要約をやってくるように伝えています。
シャドーイング
今回の期末試験ではLesson5~7を授業で解説をし、Lesson6をメインとして位置付け、Lesson6のシャドーイングを試験2週間前からずっと行いました。普通なら1.0倍速でも理解が難しいレベルの英文ですが、トレーニングなので基本的に1.5倍速で取り組ませてます。
ただ、いきなり1.5倍速でやると「速すぎる」と思って心が折れてしまうので、最初にあえて2.0倍速でシャドーイングさせます。
すると1.5倍速に落としたときに「さっきよりは聴こえる」と思うので取り組むハードルが下がります。
結局人間なんて比較の中でしか物事を捉えられないので、「教えたい項目との比較対象をどういう意図で、どのタイミングで出すか」が理解しやすさの本質ですかね。
脱線しましたが、シャドーイングを通じて以下の力を身につけます。
①リスニング力をあげること
②直読直読をするための回路を作ること(詳細は以下の僕の過去記事をご覧下さい)
③教科書で使われている表現を自分のものにして語感を鍛えること
④英語に限らず言語の学び方を学ぶこと(メタ的な話です)
三学期も同じように進めますが、論理構造を把握するために板書する言葉をなるべく絞って実践的にしていき、生徒が自分たちの持っている問題集でも練習できるようにしていきます。
ということで高2の2学期はこんな感じでした!段々と受験に向けての足場が固まってきたのを感じます。生徒たちの今後が楽しみです。
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ただ、いきなり1.5倍速でやると「速すぎる」と思って心が折れてしまうので、最初にあえて2.0倍速でシャドーイングさせます。
すると1.5倍速に落としたときに「さっきよりは聴こえる」と思うので取り組むハードルが下がります。
結局人間なんて比較の中でしか物事を捉えられないので、「教えたい項目との比較対象をどういう意図で、どのタイミングで出すか」が理解しやすさの本質ですかね。
脱線しましたが、シャドーイングを通じて以下の力を身につけます。
①リスニング力をあげること
②直読直読をするための回路を作ること(詳細は以下の僕の過去記事をご覧下さい)
③教科書で使われている表現を自分のものにして語感を鍛えること
④英語に限らず言語の学び方を学ぶこと(メタ的な話です)
三学期も同じように進めますが、論理構造を把握するために板書する言葉をなるべく絞って実践的にしていき、生徒が自分たちの持っている問題集でも練習できるようにしていきます。
ということで高2の2学期はこんな感じでした!段々と受験に向けての足場が固まってきたのを感じます。生徒たちの今後が楽しみです。
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burwonderwall at 21:36│Comments(0)│英語教育