【英語教育・大学入学共通テスト】共通テストで結果を出すために生徒がやるべきたった一つのこと①【教育哲学・テスト】勉強は根性論では乗りきれないけど、テストでは一発かます気で臨むべし。

2020年10月14日

【英語教育・大学入学共通テスト】共通テストで結果を出すために生徒がやるべきたった一つのこと②

前記事の続きです。


精読と直読の違いと、直読のイメージを前記事でお伝えしました。


今回は核心とも言える部分、どのように直読をする練習を行っていくかについて書いていきます!




直読するために必要なことは返り読みをせずに、ブロック毎にイメージを積み上げて意味理解をするプロセスを体得することにあります。


ですが、「和訳して理解する」癖がついてしまっている場合はなかなかそこから脱却できず、返り読みをついしてしまいます。


そこに直読を練習する難しさが潜んでいるわけですが、発想を転換することでこの問題はクリアできます。


それが以下の2つの考え方。

①「つい返り読みをしてしまう」なら、返り読みができないやり方をすればいい。


②必要なことは読むことではなく、イメージで理解すること



以上の2つから導き出される結論は、


リスニングこそが直読のプロセスを会得する最良の方法。



リスニングを通じてイメージで理解していくやり方が身に付けば、リーディングにも転移が起きて読解スピードが上がります。


しかし、ただ聴くだけではそこまでの効果は得られません。


そこで、シャドーイングを行うのです。



教科書でも問題集でもリスニング教材でも何でもいいので、原稿と和訳があり、意味理解が終わったものを素材文として何度もシャドーイングします。


シャドーイングしながら頭の中に英文が言っている内容のイメージを作らせ、話の展開を追わせます。


途中でイメージが消えてしまう部分があれば、そこは語彙、発音、and/or文法の弱点なので、原稿を見ながら再確認します。


この作業を繰り返すことで、直読と共通する意味処理のプロセスを体得でき、共通テストのリーディングでもリスニングでも満足いく点数がとれるはずです。


今僕が授業で改めてシャドーイングに取り組ませているのは、そういう戦略に基づいています。



共通テストでこれだけ露骨にスピードを求められる以上、「ただ類似問題を多く解く」とか「ただ単語を覚える」とかいうのはあまりにも生徒任せです。


勝負できる下地は作ってあげるべきで、でもそれはシャドーイングをきちんとやらせるだけで解決しますよ、という話。


高校生にとっても参考になれば幸いです!


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