【英語教育】 Genius Communication Ⅲを使ってシャドーイングを徹底的に行う【英語教育・大学入学共通テスト】共通テストで結果を出すために生徒がやるべきたった一つのこと②

2020年10月14日

【英語教育・大学入学共通テスト】共通テストで結果を出すために生徒がやるべきたった一つのこと①

あと3ヶ月で初めての共通テストとなります。


高3生は各種問題集などで対策を行っているところでしょうね。


そういった問題傾向の分析などは必要なことだと認めた上であえて言います。


本当に英語力があれば、対策なんかしてなくても解ける。


過去問が存在せず、難易度も傾向も蓋を開けるまで分からない今だからこそ、当たり前のことに一度立ち返るべきです。


焦って問題集を解くだけではなく、共通テストで求められている英語力をきちんと理解し、その力をつける勉強を正しく行えばいいのです。


具体的に書いていきます。




求められる英語力はとにかくスピード


リーディングもリスニングも、どちらもセンター試験と比較して15wpm以上スピードが上がります。


リーディングだとセンター試験が4200語だったのが、共通テストでは5400語と1200語も増えました。


【共通テスト リーディング】でググると、予測で【読み終わらない】とか【順番】とか出てくるので、かなり皆さん苦労しているようです。


単純計算で1200語を80分で割ると15wpm分だけセンター試験より速く読まないといけません。


センター試験でも生徒はそんなに余裕がなさそうでしたが、それより更にスピードを求められるとなると、指導する側もそのあたりをきちんと考えておかないと大変なことになりそうです。


リスニングも、センター試験の120wpmから140wpmへとスピードアップ。



ということで、問題作成者は完全にスピード狂のようです。


「速さは正義」ですね (違)



速さを身につけるためには精読と直読を使い分ける


読み方には大きく分けて精読と直読があります。


これらの違いは「返り読みをするか否か」にあります。


二次試験の和訳問題などでは、返り読みをしっかりしながら文構造を取っていくことが当然必要です。


ですが、共通テストで全文返り読みをしていると確実に時間切れです。


共通テストでは、返り読みをしない「直読」が求められるのです。


直読とはイメージを組み立てながら読むこと


英文の頭からブロックごとにイメージを作り、それを組み合わせて状況を理解していく練習が必要です。


例えば、以下のオバマ前大統領の最後のスピーチ。

MichelIe and I have been so touched by all the well-wishes that we've received over the past few weeks.  But tonight it's my turn to say thanks.

これにスラッシュを引いてみます。(分かりやすく説明するためなので、実際直読をするときはスラッシュはひきません。)

MichelIe and I  / have been so touched / by all the well-wishes / that we've received / over the past few weeks. // But tonight /it's my turn / to say thanks.//


で、直読とはこんな感じ。

MichelIe and I 👫 / have been so touched / by all the well-wishes🙏 / that we've received / over the past few weeks.📅 // But tonight /it's my turn🙋 / to say thanks.🙏//

絵文字で表しているようなイメージを浮かべながら、ストーリーを進行させていきます。


(一部携帯の絵文字を使用してますので、閲覧状況によっては絵文字が表示されないかもしれません。)


一応訳しときますが、日本語を介さない方が読解スピードは当然速いです。

ミシェルと私は/とても心打たれた/全ての善意に/私たちが受け取ってきた/この数週間の間に。//しかし今夜/私の番だ/ありがとうと言うのは。//


大切なことは、頭から読みながらブロック毎にイメージを浮かべることです。


ですが、直読の練習をしよう(あるいは生徒にさせよう)と思っても、「つい返り読みしてしまう」「つい構造分析してしまう」というのが実情です。


では効率的に直読の練習をするにはどうしたらよいでしょうか。


次に続きます!



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