【英語教育・休校措置】休校が明けた後に考えていること①構造分析篇【英語教育・休校措置】休校が明けた後に考えていること②小テスト篇

2020年05月07日

【教育哲学】ひろゆき氏「教師の給与を生徒の進路による成果報酬に」という成果主義ゾンビ狩りをします。

NewsPicksで以下の記事を読みました。

(以下引用)
教育に費用をかけ、教師の給与を生徒の進路による成果報酬にする。
古文・漢文のような教師の雇用を守るために続けているような授業を必修から外し、四則演算が出来無い子供は小学校から卒業させない。
(引用終わり)

これについて色々と思うところがあるので記事にします。


あ、その前に一つだけ。

古文・漢文について

以前読んだ本の中に、「古文・漢文はヨーロッパのラテン語と同じものだと考えれば、高校で教える内容ではすでになくなっているし、それを入試で問うこともおかしい」という指摘を読んで、なるほどと思いました。

 


雇用と教養という観点で見るなら、大学の教養の授業(必須)で組み込めば解決すると思います。

では本題に。

教師の給与を生徒の進路による成果報酬にする。について

えーっと。


またお前か。


って感じ(笑)


何かこういう議論ってすでに行われてきて、決着もある程度ついた気がしてたんですが。

教育について回る「ゾンビ」ですね。

議論については、内田樹氏の過去のブログとか読んでもらったらロジカルで分かりやすいと思います。


こういう成果主義を目指して迷走している大阪の教育についても色々と記事があります。




なのに、先のひろゆき氏の発言についてのコメント欄でも肯定的な発言が目立ちます。

その中でも気になるものにガンガンつっこんでいきます。

「塾に行ったらすぐに成績上がるのに、学校は何やってるんだ」


そもそも生徒の成績が上がるかは教師よりも生徒の問題。

「塾に通ってでも何とかしたい」っていうモチベーションがある子だけ相手にすれば、成績なんか上がるに決まってます。

「やる気をあげるのが教師の仕事だろ。」

ごもっとも。

ただ世の中の小中学校には勉強なんかさらさらやる気がない生徒もいて(しかもそういう親に限ってクレーマー)、なぜかそういう生徒に教員の時間的資源が割かれるように義務教育ではなっています。

塾では問題起こす生徒を退塾させることが可能ですよね。同じスキームで話すなら義務教育撤廃し、小中学校にも停学、留年、退学措置を可能にしないとフェアではありません。

(ひろゆき氏の「小学校卒業させない」が、留年なのか退学なのかは分かりませんが、その点は賛成。ただし勉強面よりも、器物損壊や障害事件を起こしたら退学といった生活態度を含めるべき)

「成果主義導入を嫌がるのは自信がないからだ」

違います。生徒の入学時点でほぼ結果がでてるからです。

難関になればなるほど、もともと生徒が持っている能力への依存度が高くなります。

入試が椅子取りゲームである以上、眠らないウサギにカメは勝てません。

「社会人なら成果で評定されるのは当たり前」っていう人もいますが、パソコン使ってる相手に、算盤とメモ帳で勝負するのが公平なんですか?って話。

「結果出せば良い給料もらえて教員のやる気につながるからいいじゃないか」

先ほど述べたように、入学の倍率で出口の勝負はほぼついてます。

良い生徒、良い教員は一部の学校にどんどん集められ、中堅以下の学校はますます勝ち目のない戦いを強いられることになります。

初任校のレベルで残りの人生が全て決まると言っても過言ではないでしょう。はっきり言って、ただのギャンブルです。

で、あなたはこんな仕事を選ぶんですか?

あなたが選ばなければ、当然皆教職という仕事を選びません。


教員のなり手が今以上にいなくなれば、生徒の受け入れ自体が不可能になり、古文漢文どころか現代文も読めない人間が街に溢れ、そんな彼らも参政権を持っているので、政治家の耳障りのいい政策や詭弁に欺かれ(いや、それはすでにもう……ゴニョゴニョ)、国が廃ります。


ひろゆき氏の超ロジカルな考え方は面白いんですが、この件に関しては「人の心」を計算に入れないと成立しません。

だって「そんな教育的ではない場所で働きたい教師」いないでしょ。


ふう。狩りきれたかな?

最後に。

教育の質を上げたいなら、
教員の裁量権を増やすこと。
それはつまり、教員を信じること。
こんな教員不信に基づいた案じゃ無理ってこと。

次回は話を戻して、休校後のことを書いていきます!


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burwonderwall at 07:45│Comments(1)教育哲学 

この記事へのコメント

1. Posted by wonderwall   2020年05月07日 15:00
一部加筆修正。

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