2020年02月27日
【英語教育・一人研究授業】発表直前と本番の授業展開(終わりました!)
先日2/25にやっと授業発表が終わりました。
自分から始めたこととはいえ、なかなかプレッシャーがかかりました。
でも、何とかやりきりました。
感想などは次の記事に回すとして、まずは具体的に何をやったかを記していきます。
【第10時】ディスカッション
・四人一グループを組んで、Useful Expressionsを復習。
・Facilitator's Guideとして、司会進行役が使える表現を機能毎に並べたプリントから動詞を抜いておき、ミニテスト。
答え合わせを簡単に行い、どういう場面でそれぞれの表現が使えるかを確認して音読。
・Lesson9の本文を使った模擬ディスカッションを各グループで行う。(Useful Expressionsを使いながら、教科書内容のリプロダクションをグループで行うイメージです)
・先ほどと同じ活動を行うが、サンデル教授役(Facilitator)が参加者役(A,B,C)の生徒のそれぞれの発言に対してActive Listening Skillsを用いてリアクションをさせる。
(具体的にはEcho、Summarize、Back-channel feedbackを行うように指示をしました。これにより、Facilitatorと参加者との間にやりとりが生まれ、「ディスカッションっぽく」なります。)
・封筒に入れた4枚のカード(Facilitator×1、Agree×1、Disagree×2)をグループ内でそれぞれ引かせ、先ほどと同じ活動を、Facilitator以外の役割がお互いに分からない状態で行わせる。
(これだけだとお互いの役割がすぐに分かってしまうのであまり意味がありませんが、次の授業への布石として行いました。)
【第11時】研究授業 ディスカッション
・二人一組で最初に使ったカードを用いて、Echo、Summarize、Back-channel feedback、Open Questionsの復習。→一組発表
・四人一グループを組んで、Useful Expressionsを復習。4min
・模擬ディスカッション①(前時の復習+α)
①-1(Useful Expressionsを使いながら)4min
①-2(Useful Expressionsを使わずに)5min
一グループ発表4min
教科書内容のリプロダクション+サンデル教授役(Facilitator)がActive Listening Skillsを用いてリアクションをする。
①-2の後で一グループ実際にやってもらうことを最初に伝えて、実際にやってもらいました。
・模擬ディスカッション②
②-1(Useful Expressionsを使いながら)5min
②-2(全てのワークシートを使わずに)5min
・封筒に入れた4枚のカードを配って役割を決めて、役割に沿えば自分の意見を言ってもよいことを伝えます。
ただし、前時ではどのグループも教科書と同じ(Facilitator×1、Agree×1、Disagree×2)という役割を振りましたが、今回はそれに加えて(Facilitator×1、Agree×2、Disagree×1)という組み合わせも半分作ったと生徒に伝えました。
これにより、参加者役の生徒は教科書表現を使って発言しようと思ったら先に言っておこうという意識が働くのでTurn-takingの練習になるし、Facilitatorはどんな意見が来るか分からないのでしっかり聞く必要があります。
2回目はカードでもう一度役割を決め直させ、Useful Expressionsだけではなく、議論の流れを日本語で要約したプリントも使えないようにしました。
それにより、「役割の範囲内で自分の意見を言う」ということを更に強く求めました。
・本番ディスカッション5min
教科書で最後にサンデル教授が問いかけた質問("Is it fair that a student's score depends on their parents' financial power?")をテーマにして、実際にディスカッションさせます。
じゃんけんでFacilitatorを決めたら後は自由に自分の意見をお互いに言わせます。もし全員が賛成ということになったら、Facilitatorは反対の立場からの質問をぶつけて議論を深めるように指示します。
なかなか難しいテーマでしたが、制限時間いっぱいまで生徒同士で話す声が絶えないままチャイムが鳴り、授業終了となりました。
これにて一人研究授業が終了しました。
その翌日には英語科の会議があり、最後のディスカッションの様子を撮影したビデオ(1分程度)を見てもらい、授業展開の説明、直接参観頂いた先生方から意見や感想等も頂き、今後の我々の英語教育において必要なことを協議しました。
僕自身の感想や反省もありますが、それも含めて次の記事に書きたいと思います。
いやー、2020年も頑張った!(笑)
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