【英語教育】 普通教室でアクティブラーニングを成立させて生徒がガンガン学びまくる環境を作るための具体的な方法【英語教育・入試】 2020年度から始まる新テスト。英語の外部試験について分かる範囲でまとめてみた。

2019年10月06日

【英語教育・アクティビティ】高1生徒に定期試験の模試を作らせたら思った以上に盛り上がったのでやり方をシェアします。

現在「教師が教える授業」から「生徒が学ぶ 授業」にシフトチェンジ中です。
その理由は「科学的に正しい学び方だから」です。

その一貫として、今回僕が担当している高1生徒に定期試験の模試を作らせてみました。色々思考実験して準備をし、盛り上がるかなと思ったところ、予想以上に盛り上がってしまい、予定していた一時間で終わらなかったのでもう一時間行います。 この記事ではどのように導入して実践したかを紹介します。


タスク:クラスごとに模試の作成。

場所:コンピューター教室

Genius Communication Ⅱのレッスン4が今回は教科書本文からの出題範囲としています。 (レッスン5の本文は試験範囲から今回あえて外しました。そのあたりの是非についてもまた記事にします。)
レッスンは4つのパートで構成されており、僕の学校は一学年4クラスなので、クラスごとにパート1からパート4まで割り振りました。つまり、あるクラスはパート1に関する模試を作り、隣のクラスはパート2に関する模試を作る…という感じです。

「本物感」を出したいので、Wordで作成して印刷するためにコンピュータ教室を使用しました。

具体的な準備
①チーム分け

今回は夏休み明け試験の点数をもとに、上位7名をチームリーダーに任命しました。(「神7(セブン)」と呼んでます。)
あとはそれぞれのチームに他の生徒を出席番号で上から順番に当てはめ、 1つのチームが6~7人で構成されるようにします。
最終的にパートごとに問題が7問出来上がるので、それを全クラスまとめて冊子にして配布します。
 

②英文と和訳が書かれたワードファイルを作成

事前に上記のファイルを作成しておき、それを授業の最初に生徒に配布します。
僕の学校では教員用パソコンから生徒用パソコンにファイルを送れるのでその機能を使いましたが、メール添付やUSBといった方法もとれるかと思います。

僕はついでに一学期の中間試験の問題を参考資料として一緒に添付しました。

③ルールの決定

あとは問題作成に関する基本的なルールを決めておきます。僕の場合は…
  1. A4一枚に問題と模範解答が収まりきるように入れる。
  2. フォントは12、字体は明朝とCenturyのみ。
  3. 僕が出題しそうな問題を出すこと。(英文和訳は出さないので作らない。)
  4. 神7の半分が間違えるぐらいの問題。

これぐらいのルールを伝えました。あとは生徒におまかせ。中1からの四年間の付き合いなので、生徒のなかでかなりイメージはあるようです。聞こえてきた会話として、
「最初空所補充が多いよね。」
「このあたり英作させて来そうじゃない?」
「ここのat leastをat mostに変えといて間違い探しとかどう?」
「firstを使った表現でat firstとfor the first time以外に何かあったっけ?」
などなど…。

人に間違えさせるためには「なぜこうなるのか」と「なぜそうならないのか」を考えないといけないので、問題作成は本文をただ覚えるよりも深い学びを与えてくれることを実感しました!

次の授業で完成させて印刷しますが、どの程度のものを作ってくれるかが今から楽しみです!


burwonderwall at 08:52│Comments(0)英語教育 | アクティビティ

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
【英語教育】 普通教室でアクティブラーニングを成立させて生徒がガンガン学びまくる環境を作るための具体的な方法【英語教育・入試】 2020年度から始まる新テスト。英語の外部試験について分かる範囲でまとめてみた。