【HR】生徒に伝えたい言葉:「人生とは打率ではなく打数だ」~現状維持バイアスから抜け出すために~【徒然・テスト】高1で小テストを死ぬほどやってます(単語テスト編)

2019年09月20日

【英語教育・教育哲学】試験3週間前に試験範囲を終了させるための考え方を紹介します。

今回ですが、なんと中間試験の3週間前である来週月曜日には試験範囲が終わる予定です。

皆さんならもし試験まで3週間あったら何をさせますか?本文のキーセンテンスの暗唱とかサマリーライティングとかストップディクテーションとか内容についてのディスカッションとか、やれることは本当にたくさんあります。その自由度の高さにわくわくしませんか?

教科書は本来「使うもの」であるはずなのに、「終わらせないといけない」と思い、気がつけば「使われてる」ときがあります。

こういう感覚に陥ること自体は仕方がないことですが、だからこそ早く終わらせることができれば僕たち教師もそこから能動的に授業をデザインし、結果として楽しく取り組むことができます。

ですが単に「試験範囲終了」と言っても、それが何を指すかは人それぞれなので、今学期のwonderwall流のやり方を紹介します。





大原則:【教師が教える<生徒が学ぶ】という式を常に念頭におく

僕たちがどれだけ一生懸命教えたとしても、受け手である生徒が主体的に取り組まないと学びにはつながりません。(当たり前ですが)
じゃあ僕自身がいつ主体的に取り組んだかというと、それはテスト週間中でした。

僕は剣道大好き人間だったので、土日も関係なくほぼ毎日稽古をし、勉強のモチベーションは「補習にかかったら稽古にいけなくなる」だけでしたので、最低限の予習と宿題をしてあとの時間は剣道してました。
そんな僕が「主体的に勉強した」と思えたのが試験週間でしたから、多分これは真理です:どんな人間も試験週間中は主体的に勉強する。

それなら僕たち教師のすべきことは簡単で、なるべく早く試験週間の状態にすれば生徒は学び始めます。だから試験範囲、つまり教師が教えることは早く終えるべきなのです。

今回の試験範囲

教科書はこの四月から使っているGenius Communication ⅡのLesson 4とLesson5なので、量としてはいつも通り

どの程度教えたか

大まかには以下の通り。

・ターゲットとなる文法の説明
   ペアで文法の評価問題(Teachers' Manualに付属する問題)を解く
   文法参考書に線を引き、既習の文法やイディオムとターゲット文法とを両方使った和文を英訳する(インターリーブ学習)

・新出単語の発音+暗記
    ペアで問題を出しあって、負けたらスクワットや空気椅子(太腿は「第2の脳」と言われるぐらい大きな筋肉なので、鍛えることで脳への血流が良くなって記憶力が向上します)。

・本文をリスニングしてメモ
    なるべく多く聞き取った単語をメモさせてペアで共有させます。長くて難易度の高い英文を最後まで諦めずに聴ききることを目標とします。

・本文の通読
    最初から最後まで一貫性をもって意味理解をさせるために目を通させます。目標は150wpmで。

・本文のT/FとQ&A(教科書レベル)
     T/Fは作問しますが、Q&Aは教科書に書いてある問題をそのまま使用。生徒に一気に板書させて答え合わせ、解説を行います。


ここまで終わったら「試験範囲終了」と言います。

補足資料

・本文の全訳プリント(僕は和訳は試験に出さないので問題ありまぜん。和訳の予習も課しません。でも模試では影響がないことが分かってます。)
・文型や修飾語を明示したプリント(本文に手書きで作成。)
・スラッシュリーディングのプリント(シャドーイングで使用。)

以上を配布します。


後はひたすら定着・習熟させるための特訓を行います。その内容についてはまた後日!






burwonderwall at 05:45│Comments(0)英語教育 | 教育哲学

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