【英語教育・アクティビティ】高1生徒に定期試験の模試を作らせたら思った以上に盛り上がったのでやり方をシェアします。【英語教育・アクティビティ】生徒が作成した定期テストの模試のクオリティが高過ぎて、問題作成者としては逆に危なかった話

2019年10月15日

【英語教育・入試】 2020年度から始まる新テスト。英語の外部試験について分かる範囲でまとめてみた。

先週末に高1保護者会が行われ、担当学年でもありますが英語科主任として、2020年度から施行される新テスト、主に外部試験について現状分かっていることをお話してきました。

今までの「センター試験」から「共通テスト」に名前を改め(名前的にはむしろ原点回帰気味?)、その内容については一部では新聞やニュースでも報道されてますが、英語の外部試験の実施などについても他教科の先生や保護者の方にはなかなか情報が届かないと思うので、この機会に「2019年10月現在で分かっていること」を勝手にまとめてみます!



①外部試験を受けないといけないよ 
来年の新高3は外部試験を受験しないといけません。英検、GTEC、ケンブリッジ英検、IELTS、TEAPなどのうちいずれかを受験し、基本的には各大学の定めるバンドをクリアしないといけません。

受験は第一回(4月~7月)と第二回(8月~12月)があり、各回から1回ずつ受験でき、最大で年間2回受験が可能です。また外部試験の組み合わせは自由です。(第一回は英検、第二回はGTECとか。)

②外部試験の扱いは大学によってまちまち

上で「基本的に」と書いたのは、大学によって対応が異なるからです。対応には大まかに3パターンあります。


①外部試験重視型(東工大、筑波大、横国大など)
外部試験の結果によって共通テストの結果に加点、もしくはみなし満点(広島大)とするものです。

CEFR(セファール)のB1レベル(英検準一級ぐらい)が取れればかなり有利になりまが、特にみなし満点となる大学を受験する場合は積極的に狙いたいです。なぜならある程度過去問もあり、対策ができる英検やGTECで、初年度ということで対策が難しい共通テストをスルーできるからです。

しかし逆に言えば、外部試験でいい結果を修めた人が、加点のある大学を積極的に狙ってくると予想されるので、二次で差をつけるためにも得意科目は英語以外にも一つは欲しいところ。

更に逆に言うと、英語が得意な受験生が勝負から降りる可能性もあるので(例えば東大理一から東工大に志望変更)、受験生の志望する大学と同等かやや下ぐらいの条件の大学に加点制度があると、志望大学においては英語が武器になりえます。


②外部試験足切り型(大体の大学)
CEFRのA2レベル(英検準2級程度)、あるいはA1レベル(英検3級程度)の取得を二次試験の出願要件に入れるものです。大学としてはこれを機に英語のある程度できる生徒が欲しいという思いと、英語の結果だけで理数に強い生徒を逃したくないという思いが交錯して大学の偏差値とはマッチしないことが多いようです。

③外部試験(ほぼ)無視型(東大、京大をはじめとするなどの難関大学に多い)
一応CEFRでA2レベルなどを求めてはいますが、実際に受験しなくても「その力はありますよ」って校長(実務的には担任)が証明すればOKっていうタイプです。
また、その証明すらいらないっていう大学も一部あります。(北海道大)

色々パターンはありますが、共通テストの結果などによって出願大学が変わる可能性が少しでもあるなら外部試験の受験は必須だと思います。


③外部試験は何を受けたらいいの?


色んな試験がありますが、検定費用や開催地域を考えると結局は英検かGTECの二択になると思います。過去に受験したことがある方を選べばいいですが、僕の学校ではGTECをおすすめしています。理由は以下。

①GTECは検定料が安い
英検が準1級で10000円近いのに対して、GTECは7000円を切ります。安さは正義。

②英検はCEFRの対応範囲が狭い
英検は申し込みの際に級を指定しないといけませんが、多分かなり神経使うと思います。さっき述べたように加点を狙うなら準1級でいいんですが、試験の特性上点数が低すぎるとCEFRのレベルが表示されないそうです。そうするとせっかく受けたのに一番低いA1レベルの判定すらもらえないという事態に…。
GTECもスコアが低すぎると同じことは起こりうるそうですが、英検と違って英語力をTOEICのように英語力をスコア表示する目的で作られているので、アドバンストを受ければA1からB1まで判定が出ます。

ただし…英検は受験日の設定がGTECの倍あります(英検8回/年、GTEC4回/年)。特に第一回は部活の試合とも重なりやすいので、そういうときは英検の方が選択肢は多いです。



④外部試験はどうやって申し込むの?

本申込の際には共通IDなるものが必要になりますが、これは学校で一斉に取得が可能です。
外部試験の申し込みについては、この共通IDを取得した後、生徒が各自で外部試験の申し込みをしないといけません。

生徒が各自で、です。

ここが教員としては怖いところで、本当に期日までにちゃんと全員申し込めるんだろうか…という。保護者の方にも協力してもらわないといけないところなので、この部分は特に強調して伝えました。

ただし、親が先回りして勝手に申し込みをしてしまうと、「その日は高校最後(になるかもしれない)試合の日なんだけど……」という気まず過ぎる状況になるかもしれません。
子供とある程度話をしてからの申し込みが必要になります。(反抗期真盛りの息子と話をするというだけでやる気が削がれるご家庭もおありでしょうが……。)


以上が現段階で分かっていることでした。結局「大学で扱いが違う」というところがややこしさを増してますね。また変わりがあれば更新していきます!


burwonderwall at 17:12│Comments(0)英語教育 | 入試

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