【自学ノート】家庭学習の最終的なゴールは自学力の育成です。(高校生の自学ノート指導)【テスト】小テストで相互採点をさせるときに忖度を防ぐためのテクニック3つ

2019年04月29日

【長期休暇】10連休に宿題を出した人はいるかもしれませんが、夏休みの宿題まで渡した人は僕です。

10連休も3日目となりました。
ブログ記事も3本目。
平成最後の駆け込みです(笑)

さて、この記事では長期休暇課題のwonderwall式の出し方について紹介します。
このやり方でやると生徒から、

S1「鬼!」
S2「…いや、逆に優しい?」
S3「優しい鬼?(謎)」
S4「先生ありがとう」

みたいなリアクションが返ってきて面白いです(笑)興味ある方はどうぞっ。


まず、今回のGWで渡したのはこれ。


薄い文法問題集なので、10連休にはピッタリでした。
これを、4月最初の授業開きで配りました。こんな感じで。

僕「GW今回10連休でしょ?」
Ss「…(嫌な予感がするぞ。)」
僕「心配してて。」
S1「何がですか?」
僕「皆が退屈するんじゃないかって。」
Ss「ザワザワ(この展開やばい。)」
僕「ということで暇潰しに一冊配ります。」
S2「いや、早すぎるって!」
僕「じゃあ前日に渡そうか?」
Ss「…すみませんでした、今ください」
僕「ほら、やっぱり欲しいんでしょ?」
(配布後)
僕「ちなみに海外とか行っちゃう人は、今日から1Lessonずつやってくと丁度前日に終わるよ☆」
S3「計算づくじゃねぇか…。」

嫌がっていた生徒が、なぜか最後には「宿題を下さい」と言ってしまうロジックの不思議(笑)


そして、10連休入る直前。

僕「ところでGWの宿題すでに終わった人?」
Ss (4~5人手を上げる)
僕「お、早いね。…やっぱり心配だなあ。」
S1「な、何がですか?」
僕「結局退屈するんじゃないかって。」
Ss「ザワザワ(こいつマジか。)」
僕「ということで暇潰しに夏休みの宿題を配ります。」
S2「いや、まだ春!」
僕「ん?じゃあ夏に渡そうか?」
Ss「…すみませんでした(以下略)」
(…配布後)
S3「『夏休みの宿題』の定義がよくわからなくなってきた…。」

ということで、夏休みの宿題も配り終えました。

長期休暇の課題配布に関して一番きつい雰囲気は、長期休暇直前に生徒に宿題を沢山配って「こんなの終わらねえよ」みたいな絶望感が出ることですね。

早く配ってもやらない子はやらないんですが、終わらせる子は必ず数人出てきます。クラス内にもう終わった人がいるというのはそういったネガティブな意見を封殺してくれます。(「終わらねえよー」→「え?フツーに終わったよ(さらり)→「……。」」)

さらに早く終わった子は、終わったことを言いふらして優越感に浸るので(というか、優越感に浸るために早く終わらせる)、その姿を見た生徒が「俺も早くあちら側にいきたい」と思って、長期休暇に入った瞬間から頑張ってくれます。
活用法としても、定期テストに合わせて文法の復習に解く生徒もいるし、早く配ってもこちらに損はありません。

あと、僕は答えは一緒に渡す派です。理由は以下。

  • 不真面目な子が書き写すよりも、真面目な子が解いた後すぐに復習できないデメリットの方が大きい。
  • 書き写す子は答えがなければ適当に正しくもない英文を書きなぐるだけなので、それなら正しい英文を書き写す方が100倍マシ。
  • 「生徒を信頼してる感」が出る。(生徒目線で見たら意外と大事。)

もちろん夏課題はこれだけではなくて、Graded Readers読んだり、シャドーイング100回したりを予定してますが、それでも「問題集は約束通りこれ以上出さない」と言うだけで、何故か「優しい!」と返ってきます。完全に麻痺してます(笑)

是非一番「重たい」ものを、なるべく早めに配ってみることをオススメします!


burwonderwall at 05:02│Comments(0)長期休暇 | 英語教育

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