2019年02月28日
【心理学×教育】生徒に定期考査の勉強を早く始めさせる方法
2月も残すところあと一日。
学年末試験の時期ですが、僕の学校はあと11日(264時間)で試験が始まります。
生徒にはなるべく早く勉強に取りかかってもらいたいものですが、これまでもあの手この手と策を弄してきました(笑)
基本スタンスは上のリンクの記事と変わりませんが、今回は以下のDaiGoさんの動画で紹介された心理学実験を応用して生徒に仕掛けてます。
動画を見る時間がない人のために、以下に要点をまとめます。
【ミシガン大学の研究】
時間の単位と目標の達成率を調べた
【結果】
年単位よりも、月単位や日にち単位という細かい単位で目標設定したグループの方が達成率が高かった
【実験】
1010名の実験協力者を2つのグループに分けてそれぞれに以下の質問をした。
A「18年後に子供が大学に進学するとして、そのためにいつから貯金を始めるか
B「6570日後に~」
結果、年単位よりも、具体的にイメージできる日にち単位で尋ねられたグループは4倍早く着手すべきだと考えた。
(例えばAは「4年前から」、Bは「16年前(5840日)から」と答えたということ。)
以上引用終わり
ということで、今回は学年末試験28日前(672時間前)から授業のあるときに毎回学年末試験までの日数と時間を板書しながら、
「この前からもう100時間過ぎたね」
「明日になったらまた100の位が変わるよ」
「最初は672時間あったのにもう半分。早いね。ということは残りの半分も同じぐらい早いんだろうなあ」
とか聞こえるように呟いてプレッシャーをかけてます。(笑)
で、昨日(テスト12日前)の時点で、「テストに向けて具体的に何かを始めたという人?」と尋ねたら、全体の半分以上の生徒が挙手しました。比較をしてないので分かりませんが、まあまあ早いのかな?どうなんでしょう。
ちなみに僕にも効果があって、普段早くても2週間前にプリントで試験範囲を告知しますが、今回は18日前に告知をすることが出来ました。
試験が近づいてきた感じがすごくしたので、「範囲決めなきゃ」っていう焦りが…(笑)
昨日の授業で試験範囲のReadの和訳も配布し、生徒が自分で勉強を進められる環境も整えました。そういう意味ではなかなかいい感じです。
テストだけではなく、体育祭、文化祭と生徒が動かないといけない行事は色々あるので、色んな計画を年単位よりも、月単位や日にち単位で目標を立てることをおすすめします!
burwonderwall at 05:22│Comments(0)│心理学×教育