2019年02月19日
【心理学×教育】学んだことを普通よりも10%多く覚える方法
それでは早速【心理学×教育】の第一弾となります。
まずはメンタリストのDaiGoさんの動画:「読んだ本を記憶に残す最も簡単な方法」
10分ほどの動画なので普通に見て頂いてもいいんですが、忙しい人のために要点をまとめると以下。
【ウェイクフル・レスト】
・読書をした後に「10分間意図的にボーッとする時間をとったグループ」は、「読後にすぐ別のタスクに取り組んだグループ」よりも読んだ本の内容を多く保持していた。
・その90分後と1週間後に再度テストをしたところ、やはりボーッとしたグループの方がそうでないグループよりも10%多く覚えていたことから、長期記憶としても保持されることがわかった。
※ボーッとするというのは「新しい情報を入れない」ということで、「読んだ本のことを考えてもいいし、別のことを考えてもいいし、瞑想しても構わない」ということです。
(要約ここまで)
ということで、「ボーッとする」というと何も考えてないようによく誤解されますが、実はその間脳内では「デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)」と呼ばれる活動が行われています。
その働きによって読んだ本の内容と、すでに貯蔵されている知識とが結びつけられて長期記憶に変換されていくのだと思います。(あくまで僕の見解なので、専門家の方は違うと言われるかもしれません。)
では教育にどう結びつけるか。
1. 朝読書を放課後読書にする
よく小学校などで朝に読書をさせてますが、その後に授業があるのでインプットが入ってしまいます。
放課後に回すことでインプットが少なくなるようにして下校中などにDMNが働く可能性を高めます。
2. 覚えさせる活動は授業の後半に回す
これは授業の話になりますが、何かを覚えさせるという活動をするときに、授業の前半よりも後半(出来れば最後)に回す方が10分休憩を用いてDMNが働く可能性が高まります。
3. 覚える作業をするタイミングを考えて勉強する
試験勉強や受験勉強で必須な「暗記」という作業ですが、これを行うタイミングを考えます。例えば「トイレに行くまでに単語を10個覚える」とか、「お風呂までに歴史のプリントを1枚覚える」とか、ボーッとしやすくなる時間に合わせて勉強することで効率性が増します。
さらに時間制限がある中で覚える方が集中できるので、ダラダラ無制限にやり続けるよりも効果があります。
以上がざっと考えて授業や生徒へのアドバイスになりそうなことでした。
もし他に何かあれば教えてください!
以上【心理学×教育】の初記事「学んだことを普通よりも10%多く覚える方法」でした!
burwonderwall at 06:02│Comments(0)│心理学×教育