2018年10月21日
【英語教育】教科書New Treasureの扱い方 新出単語①
中高一貫校だと、おそらく多くの学校で採用されているNew Treasure(以下NT)。
その教科書の使い方を何回かに分けて紹介します。
ありがちなスタイルと、その問題点、そして実際どうやっているかを一セットにしてみます。
今日は大体レッスンの最初に来る新出単語について。
【ありがち】…単語をノートに書かせて、辞書で調べて和訳を書く。
これは教員も生徒も時間の無駄だとおもいます。理由は以下。
問題点…①生徒から時間を奪う割に覚えられない。(毎回100個前後の単語があるので全部調べたとしても、結局ただの作業にしかならない。)
②正しい(必要な)訳を書いてきたかをチェックする時間が勿体ない。
③そもそもその分脈に合う意味を選べてる時点で内容読解が必要になり、辞書一冊で済む話ではなくなる。
④何の思い入れもない単語を書き写すので、間違えて書いたらそのまま間違えて覚えてしまい、覚え直す時間が更にいる。
改善策…長期休暇の前に、次学期に扱う単元の英語と品詞、日本語を書いたプリントを冊子にして配る。
例えば、この夏休み前にはNTのSTAGE 3 Lesson5~9の単語一覧の冊子を配りました。
生徒には発音記号のみ教科書を見て書き写すように指示。
これは発音記号を書かせることで、それぞれの発音記号を意識するようになればいいなということで書かせてます。書く機会があって初めて違いを意識すると思うので。書き間違える子はいるでしょうが、スペルミスよりはダメージが少ないかな。もしTeacher's Manualに発音記号まであればやらないかもしれませんが(笑)
長期休暇中に次学期の単語の下準備が終わるので、学期中は自学ノートを使って単語を覚えるように指示します。
次回は授業で具体的にどうやって単語を刷り込んでいくかについて書きます。