2019年06月
2019年06月30日
【教育哲学】科学的に正しいアイデアに基づいて指導するメリットと、それが現実に行われにくい理由
今日で6月も終わりますね。期末試験まであと一息ですが、 僕の今学期の授業準備は全て終了して、あとは生徒が協同学習と能動学習を通して自分たちで勉強していくスタイルの授業なので 、期末試験作りや夏休みの課題に関して動き始めているところです。
さてこの能動学習が大切だということは教員なら誰でもわかると思います。人からやらされる受け身の勉強ではなく自分から意欲的に取り組む勉強の方が身になるということは誰もが分かっているはずなのですが、それを授業に持ち込むと途端にアレルギーを起こす人がいる、というのが僕の印象です。
能動学習に限らず、科学的に正しい勉強法はたくさんありますが、メンタリストのDaiGoさんは「学校や塾で教育のプロとされる人達が間違った勉強法を教えているから正しい知識が広まらない」とよく言われています。
今回は、そういった正しい知識に基づいて指導するメリットと、なぜそれが行われないのかということについて話をします。
2019年06月27日
【英語教育】能動学習×共同学習を行うときに必要な3つの力
前記事でも触れましたが、現在能動学習と共同学習に特化した授業をしています。
こういう指導をしていると、約10年前の初任の頃を思い出します。大学院出たばかりで、色んな指導書を読んでパクって実践してやろうと思ってあれこれやろうとしましたが、ほとんどが計画で頓挫してしまいました。
今回の記事では、初任の時にできなかった事がなぜ今できるようになったのかを分析することで、能動学習を行う際に必要な力を3つ提示します。
続きを読む2019年06月20日
【英語教育】共同学習と能動学習を取り入れた新しいスタイルで授業をしてみます。
高校1年生のうちに身につけさせたい力は色々ありますが、例えばリスニング力、帰り読みせすに直読直解する力、 メタ的なところでいえば言えば、CD などの音声を活用する力などは、なるべく早いうちに身に付けさせたいところです。
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それらを身につけさせるためにどのような方法が効果的かと言うと、やはりシャドーイングにほかなりません。
これまで春休みの課題などでシャドーイングを家庭学習として行うということはさせてきましたが、なかなか生徒によって取組にばらつきがあるというのが現状です。
となると授業の中で全員が等しく行うよう指導にすればいいのですが、限られた時間内でそれを成し遂げるためには今まで行なってきたことを何かしら削らなければいけません。そこで今回は思い切って本文の解説時間を削り、本文の理解は生徒同士で行わせることにしました。
2019年06月16日
【教育哲学】教育実習生がやってしまいがちなダメな授業
ちょうど今教育実習で前に6年教えた生徒たちが大学4年生となって戻ってきています。
残念ながら英語科の実習生はいないのですが、授業見学ということで僕の授業を見に来たりしています。「今僕が教えている生徒」を「以前僕が教えた生徒が見ている」というのはなんだか不思議な感じですが、彼らが今の僕の授業を見て「自分たちのときと同じことをやっている」という感想と、「自分たちのときとやり方が変わっている」という感想の両方を持ってもらえたらいいなあと思っています。
続きを読むさて、今日は教育実習生が気を付けるべき大切なことについて、僕の経験を基に考えていきます。