2016年05月27日

SHRで気をつけていること

それは、話し過ぎないことです。

こんな仕事をしているので、どうしても話が長くなってしまいます。

しかし、話す時間が長くなればなるほど、生徒の集中力は下がって

いくので、我慢してなるべく話さないようにします。


あと、僕は中学生に対しては基本的に授業中も「雑談」はしません。

勉強のやり方についてなどの話は中間や期末が終わったときに、

区切りとして話をします。

それ以外の話はほとんどしません。

一回5分でも、年間授業が100時間あるとしたら、500分になります。

500分あれば、結構勉強できます。

そして、その雑談の内容を生徒が覚えているかと言うと…

多分中学生はほとんど覚えていません。

高校生ぐらいになってくると、思考力がついてくるし、勉強以外にも

考えるべきことがらがあると思うので、背景知識的な話や朝礼の話を

受けて話しをすることはありますが、中学生には不要かな。

ときどき話をすると、生徒は珍しいから一生懸命耳を傾けてくれます。

そうなると嬉しくてついしゃべり過ぎてしまいますが。

まあ中学時代の影が薄いのは、うちが中高一貫だからでしょうね。


いずれにせよ、要点がまとまらずダラダラ話すのは、僕は駄目だと思います。

SHRでどうしても話したいことがあるときは時計を見て、

5分以上残っていれば話します。

でも、そのときは「ちょっと2分話をさせて」と時間の予告を

してから話します。

よければ一度お試し下さい。


今日はオバマ大統領が広島を訪れました。

こんな日を生きている間に迎えられるとは思っていませんでしたが、

来日が決まってからあっという間だった気がします。

歴史的な日でも、結局普通の日と同じ一日なんですよね。

当たり前だけど、当たり前のことに改めて気づいた一日でした。



 

burwonderwall at 21:51|PermalinkComments(0)

2016年05月25日

体重減少

今日は中間試験の中休みで、教員の健康診断でした。

気になるのは体重。

高校時代は59kg(身長174cm)でしたが、その後順調に体重が増え続け、

65kg前後をふらふらと。

20代最後には67kg〜68kg近く、周りの先生から「30代になると

痩せにくくなる」と聞いていたので、週2の部活後に筋トレ(30分)開始。

その結果、去年の健康診断では63kg代まで落ちました。

最近はもう筋トレはしていませんが、昨年に30歳の誕生日プレゼントとして

妻からロードバイクを買ってもらい、今はそれで通勤しています。

(片道20分ほどですが、上り下りしかないので、結構しんどいです。)

そして、今日。

63kg(昨年)→体重60.1kgまで落ちていました。

高校時代とほぼ同じです。

娘と海に行くときまでには腹筋を割るのが目標です。

英語力も身体作りも日々の積み重ねですね。

「ブーメラン」にならずにすんで、よかったです。笑



burwonderwall at 14:36|PermalinkComments(0)

【教育哲学】中1の定期試験で教員が気をつけるべきこと4つ

やや煽り目のタイトルですが、波及効果を考えるとテストは本当に大事。

僕が気をつけていることを書きます。


①伝えるべきは【試験範囲】よりも【試験対策】

まず、中1最初の試験なので、ここで苦手意識を持たせてはいけません。

頑張った分だけ報われるテストを作ることを念頭におきます。

そのためには試験範囲を細かく伝え、どういった形式で出題し、それに解答するためにはどういった勉強をするかを示し、そしてそれを一部でもいいので授業中に実際に行うことです。


駄目なのは、「試験範囲:授業でやったこと全部」。

これでは勉強してくる生徒はやる気のある生徒だけですし、勉強して来ても出題形式によっては努力が徒労に終わる可能性があります。

やっても意味がないことに時間を割く生徒もまた少ないです。

近年の「コスパ」という言葉に象徴されるように、若者が気にするのは「自分の努力がどれぐらいペイするのか」ということです。(忙し過ぎる現代に生まれた以上仕方がありませんが、それを乗り越える方法も後で書きます)


僕は試験範囲のプリントを配るときに、一緒に具体的な対策も書きます。

例えば…
__________________________________

【試験範囲】
①教科書(p,○○〜p,○○)
②ユメタンJr.(Unit○~○)

【対策】
①本分中に出てくる単語は全て読める、意味が分かる、そして書けるようにしておくこと。教科書の本文は全て暗写できるようにしておけば完璧。自学ノートを使って暗写を行い、間違いがないか何度もチェックすること。

②ユメタンの単語は書けるようにする必要はない。そのかわり、全て読めて、意味が分かるようにしておくこと。「日本語→英語」を記号で問います。CDを使って勉強すれば6分で150語が勉強できます。書くのではなく、聞くことで勉強すること。

____________________________________

こんな感じです。

実際のプリントにはPYXISやエイゴラボについても書いてあります。

で、授業の中で暗写はさせました。(これもなかなか面白い授業になったので、記事にしたいと思います。)
テスト勉強を生徒に丸投げしたらいい感じにやって来てくれる時代は(多分)終わりました。

うちのように、受験で生徒を集めているような学校でさえそうなのだから、多くの学校でも生徒の変容に対応しないといけないようになっていると思います。


②【試験対策】のプリントは他教科よりも早く

大体一週間前に試験に向かって動く教員がうちの学校は多いので、それに先んじて試験二週間前に試験対策のプリントは配るようにしてます。(今回はさらに先んじて試験の三週間前に配りました。笑)

「そろそろ勉強しないといけないな」という生徒に対して、行動に移すための指標を与えるとともに、他教科よりも勉強してもらおうという腹づもりです。


③試験は簡単に、採点は厳しく

中1の時点では難しい問題はなるべく出しません。平均80点ぐらいのイメージで作ってます。一所懸命勉強しても60点しかとれないテストと、同じぐらい勉強したら80点取れるテストだったら、どちらのテストを勉強する気になりますか?

僕は後者だったので、勉強してもらうために簡単なテストを作ります。だけど満点は取らせないように気をつけます。生徒が満点を取るということは、「そのテストから学ぶことは何もない」ことを意味します。テスト時間も学びの時間なので、そこは気をつけます。


それに関連して、部分点はいっさい出しません。マルかバツのみ。

ピリオドや「?」がなければ、それだけでバツをつけます。

classroomが少しでもclass roomに見えたらバツをつけます。バツをつけるときは多少躊躇いもありますが、ここで英語の基本を軽視する姿勢を身につけることの方がよほど可哀想なので、心を鬼にします。(事前に採点基準を生徒に伝えておくと、バツをつけやすいです。)

これは僕が教員一年目のときに、国語科の大ベテランの先生に教わったことでもあります。

こんな感じで作ると、生徒の反応としては以下のようになります。

(テスト後)「できた!」
 ↓
(テスト返却時)「こんな簡単なところで点数落としてる…」
 ↓
(次回テスト前)「今度こそ満点をとる!」
 
最後の、「満点をとる」という気概を与えることが大事です。先ほど書いた、生徒の「コスパ意識」に対抗するには、別の次元で頑張る目標を与えるしかないと僕は思います。
その一つが、「満点」という勲章です。


「次は90点とります」と日誌や自学やテストの感想欄に書く生徒がよくいますが、僕は全て「90点が目標では90点は取れません。満点狙え!」とコメントして煽ってます。


④「追試は80点未満」宣言

テスト結果が悪い生徒に追試を行うのはよくあると思いますが、「平均点以下の者は追試」と言っていませんか?そして、生徒は平均点ばかり気にするようになっていませんか?

60点しか取れていない生徒が、平均点はあることを知ってガッツポーズする姿に違和感を感じませんか?

以上にあてはまる先生がいたら、解決策があります。

それは平均点関係なく、追試する点数を事前に伝えることです。

僕の場合は「80点未満」です。どれだけ平均が低くなっても、そこだけは崩しません。
(200人中150人追試したこともあります。)


平均点は母集団によっていくらでも変わってしまうので、皆が勉強しなければそれに応じてハードルは低くなってしまいます。他の人間が勉強しないこと、失点することを願うようになれば、人間関係もどことなくギスギスします。

他所は他所。うちはうち。

自分ができなかったことに神経を集中させるべきです。80点というのは、僕はやったことのうち8割は出来ていないと次に進めないという感覚があるので、それを生徒に強制しているだけです。

テストの内容や学年によっては90点でも70点でも構わないと思いますが、事前にボーダーを伝えて、テスト結果でこちらが怯まないことが大事です。

「全員追試でも構わない」という覚悟があれば、何でもできます。


以上四点に気をつけながら、僕はテストを作っています。

ご参考になれば。そして、 今日は僕が担当する中1の初の定期試験でした。僕は採点が早い方なので、すでに全てつけ終わり、平均は88点(中央値91点)という結果になりました。

満点が7名も出てしまったことはこちらのミスですが、思った以上に勉強してきていました。滑り出しとしてはなかなか順調です。
あとは自学ノートとエイゴラボのチェックが終われば中間試験の仕事は終了。


明日は試験の中日でテストはなく、代わりに教員の健康診断があります。

「直前にジタバタしても駄目だ。日頃の努力が大切だぞ」

と、よく言う教員にとってはかなりのブーメラン。とりあえず、間違って朝ご飯食べないようにします。



burwonderwall at 00:54|PermalinkComments(0)教育哲学 

2016年05月23日

自学ノート やらなかった時の対処法

現在中間試験中です。

明日は英語の試験日。

皆ちゃんと勉強しているのだろうか…。

そして、明日は自学ノートを10ページ以上提出となっています。

いつも通りのチェック作業に加えて、集計作業が入ります。

指示された通りのページ数に加え、どのぐらいプラスでやっているかを

集計して、ランキング表にします。

6年前は単純にページ数でやってましたが、

どのぐらい人よりも頑張ったかを集計できるといいな、と思ったことと、

ほとんど出していない生徒もノートを出した以上はランキング表に

載ってしまうので、そんな生徒の存在を認めたみたいで

なんだかモヤモヤしていました。

ですが、今回は余分に頑張ったページ数で集計なので、

マイナスの生徒はランキングには載りません。

うーん、これでスッキリ!


さて、やらなかった時の対処法ですが、今まで取って来た方法を書きます。

①残してやらせる。
 一番オーソドックスな方法。
 大体が「ノートを忘れた」というので、ノートをコピーしたプリントを
 渡して、学校でやらせて提出させます。
 デメリットはノートのページ数とあまりリンクしないこと。
 (ページ数書いてノートに貼れとは言いますが)

②家に電話する。
 中学生には割と効果的。(あとは家庭状況にもよりますが)
 大切なのは、こちらで用件を言わないこと。
 保護者が近くで聞いていることが多いので、生徒に言わせます。
 こんな感じで。
 T「なんで電話かけたと思う?」
 S「…自学をやらなかったからです」
 T「今日何て言ったっけ?」
 S「…学校で残ってやるように」
 T「で、やったの?」
 S「やりませんでした」
 T「これって一般的にどういう行為?」
 S「…さぼりです」 
 
 あとは自分の口から、「明日までにやって出す」ということを
 言わせて電話終了。
 その後お母さんとどんな話になっているかは…nobody knows。

③ 自学ノートを学校保管
 ①と似てますが、違うのは最初から家でやるという選択肢を与えないこと。
 学校で放課後に渡してやらせ、そのまま当日回収します。
 部活があると難しいですが、最悪そこまで強権発動してもよい場合もあるかと。

④逆にやらせない
 最終手段です。
 もう見ないからやらないでよいと伝えます。
 やるかやらないかは生徒に任せます。
 ただ、決めたら本当にもう見ません。
 出しても突き返します。もしくは見ずにそのまま返します。
 出さなければ何も言いません。
 そもそも「自学」なので、やらされてやるのはおかしいのです。
 お互いの時間を無駄にしないためにも、どこかで線引きする覚悟は必要です。


以上、「自学ノートをやらなかった時の対処法」でした。


最近更新が滞ってしまってますが、

定期的に見てくださっている方もいるので、こちらもちゃんと更新していきます。

書きたいネタも増えて来たので。

またお立寄り下さい。
 

burwonderwall at 21:13|PermalinkComments(0)英語教育 | 自学ノート

2016年05月13日

毎日英語を30分勉強させる

前回のエントリで紹介した自学ノートですが、

始めてから2週間が過ぎました。

学習習慣はだいぶついてきたように思います。

少なくとも英語は一日30分〜1時間は勉強しています。


今回は、実際にどんな感じでやっているかを書きます。
 
前回のエントリー通り、一日2ページが原則です。

2ページ以上やってきたときは、+1ページにつきシールを1枚

ノートの表紙に貼ります。(凝ったシールではなくて、

100均で売っているような、☆のシールです。)

この利点は自分の頑張りが一目で確認できることでモチベーションを上げること、

そしてノートを返却したときにクラスメートの頑張りも分かることです。
 

もう少し厳密に言うと、「毎日2ページ」は実際は月〜金だけです。

週末は「PYXIS」という問題集を解いて、答え合わせをして月曜に提出させます。

そういうわけで、実はまだ全体としてはノート20ページほどしか進んでいません。

が、もうすでにノート一冊目(60ページ)が終わった子は数名います。


【提出方法】

朝に当番の生徒に全員が提出。

当番の生徒には名表を渡しておいて、提出者に丸をして、出席順に並べます。

朝礼が始まる前に職員室に名表と一緒に持ってきてもらいます。

返却は6時間目が終わったときに手の空いた生徒が職員室に取りに来て、

クラスで配ります。


【チェック方法】

一学年およそ180人のノートが毎日職員室に届きます。
 
 ノートに大きく丸をつけて、余裕があれば間違っているところに下線をひきます。

やっつけ仕事の生徒も最初は多いので、そこは厳しく書いていきます。

(「学びではなくただの作業」「何のためにやってるの?」「やらされ感」…etc.)

目に余るものはやり直しを命じます。
 

まずはこのぐらいで。

次回はやらなかった場合の対処法などを書きます!

burwonderwall at 21:54|PermalinkComments(0)英語教育 | 自学ノート

2016年04月20日

自学ノート

以前持った学年でも「自学ノート」を行ってましたが、
アンケートの結果もかなりよかったので、
今の学年でもやろうと思い、今日説明しました。

すでに一括購入でノートは渡していたので、あとはやらせるだけ。
やり方はシンプル。平日にノートを毎日2ページ書かせます。
内容は自由。しかし、ちゃんと勉強すること。
例えば、ABCを100回書いても勉強にはなりません。

今の自分に足りないことと、それを乗り越えるための手段を
自分で考えることが大切です。
いつまでも補助輪がないと走れないのでは困ります。
自分で勉強する力が身に付けば、大学でも社会でも通用します。
そのための自学ノートです。 

やり方はシンプルなんですが、こちらが色々と仕掛けをしないと
毎日2ページはかなりハードです。 
明日初回の提出なので、その内容と一緒に細かい仕掛けについて
またブログのネタにします。

それにしても、担任業務で相変わらず忙殺中。
生徒指導上の問題もあり、明日は保護者面談です。
まずはGWまで乗り切れるように、頑張っていきましょう。
 

burwonderwall at 21:29|PermalinkComments(0)英語教育 | 自学ノート

2016年04月14日

授業日誌をつけること

授業をする際に皆さんは指導案を書いていますか?

公立学校の先生方は書かないといけないと思いますが、

うちみたいな私立はそのあたりはとても緩くて、

流浪の民みたいにふらっと授業して帰ってくる先生もいます。

僕はそんな達人みたいな真似はできないので、下準備をしていきます。

かといって指導案のようなものは自分のためだけに書く気にはなれないので、

こんなレイアウトで書いています。(実際に書いたものです)

______________________________

4/11(月) 第2回
[準備物】ユメタン、CD

○あいさつ( 3min / 3min)
○ジェスチャーゲーム(10min / 13min)
     Stand up.
     Sit down.
     Raise your hand.
     Put your hand down.
     Listen.
     Give a big hand.
○ユメタンJr. (15min / 28min)
 ・Unit6 CDをかけて、聞いたままリピート(2min)
 ・発音練習(8min)
  /f/…上の歯で下唇を軽くかんで、息を出す。
   roof / furniture / faucet
       /v/…/f/音を濁らせる。
            living / vase
 ・CDをもう一度かける。(/f/、/v/音を意識して) (2min)
 ・CDのスピードを上げてもう一度(2min)
○アルファベット書き取り(20min / 48min)
 ・AからGまで。
  ノートに1回書かせる→説明→3回練習
 ・Gまで説明したら、横に15個並ぶようにノートに書く
 ・残りは宿題
○次回連絡(2min / 50min)


________________________________

これをA4の紙に印刷して授業に持って行きます。

一時間でどんなことをして、それがそれぞれどのぐらい時間がかかるかを

シミュレートしていくわけです。

ついでに板書する内容も書いておくので、板書計画もかねてます。

使い終えたら二穴開けて、ファイリングしておきます。

去年高3を持っていた一年間は授業が単調だったので作っていませんでしたが、

今年はまた再開しました。

で、今は6年前に書いた授業日誌を見て、過去の自分にインスパイアされたり、

もっとこうした方がいいはず、と改善したりして授業を組んでます。

授業日誌は予習にも使えるし、復習にも使えるというところです。

まあでもやっぱり「これが使える」って言うこと自体が私立の特性な気がしますね。

公立の先生方はもっときちんとされていると思うので参考にならないと思いますが、

まあ備忘録として。


ちなみに、今回は授業でユメタンJr.を初回から使うという冒険をしております。

アルファベットもまだなのに、単語をもう覚えはじめるという破天荒ぶり。笑
 
でも、実感としてはいける気がします。

またそのあたりも記事で書かせてもらいます。

 

burwonderwall at 21:29|PermalinkComments(0)

2016年04月12日

授業開き

先週末に授業開きをしました。

今年使用する教材を全て教室に入れると、段ボールで10箱ぐらい。

生徒は英語だけだとは思っていなかったらしく、

全て渡し終えると、「信じられない」という顔をしていました。

だいぶ前にも書きましたが、配った物は以下の通り。


New Treasure 1 + CD

PYXIS vol.1+解答

ユメタン Jr.

辞書 (Ace Crown)

エイゴラボ①+ミニラボ

ファイル1冊

ノート3冊


こうやって書いてみると、あまりたいしたことないですね。

あとは授業の年間計画と、六年間の計画(使用教材など)を伝えました。

そして最後に、高3の先輩からの英語学習アドバイスを配布。

音読、暗唱、暗写を大切に、この一年間頑張りましょう。 

burwonderwall at 21:46|PermalinkComments(0)

2016年04月08日

担任業務って…

今日は15時半まで、本当に息つく暇もありませんでした。

明日(金曜日)が授業開きなんですが、その準備が十分に出来なかった

ので、こんな時間まで仕事してました。

この一年間大丈夫かな…。


今日は生徒に自己紹介をさせました。

項目が色々書かれたプリントに下書きさせて、それを基に自己紹介を。

その項目の中に「どんなクラスにしたいか」というものを入れました。

「君たちは担任の僕がこのクラスを運営するイメージかもしれませんが、

 実際は違うよね。

 例えば、僕が『明るいクラスにしたい』と思って、『はい君、もっと明るく』

 とか言っても、それは無理な話だよね。
 
 結局このクラスの雰囲気を作るのは君たち一人一人です。

 だらけたことをすればだらけたクラスになるし、

 時間を守らなければ時間を守らないクラスになります。

 もちろん僕にも理想の姿はあります。

 でも、その前に、「君」がどういうクラスにしたいのか。
 
 それを考えて、下書きの紙には書いてください。」

と、生徒に伝えたところ、回収した下書き用紙には、

「皆で協力できるクラス」「いじめのないクラス」「メリハリのあるクラス」など

色々な意見が書かれていました。

なかなか真剣にちゃんと考えてくれているようだけど、

それを叶えるのは、まずは自分から。


ちなみに僕も最後にその紙にそって自己紹介しました。

Q「この学校でやりたいこと」

A「英語を死ぬほど教える(キリッ」

生徒からひと笑いとれて、ほっとしました。


…それにしても、担任業務ってこんなに忙しかったっけ。

丸二年担任せずに授業に専念させてもらっていたから、

久しぶりのこの忙しさは身体と心にこたえます。 

幸いなことにHRで生徒に話をするときは割と響く感じはするので、

生徒に話をするのはいいんですが…配布書類が多過ぎる。

整理が追いつきません。

明日は授業も部活もあるし、ちょっと気持ちを切り替えようと思います。




burwonderwall at 00:32|PermalinkComments(0)

2016年04月06日

入学式

本日入学式があり、中学1年生の担任業がスタート。 

入学式ではクラス全員の名前を読み上げましたが、

手に汗を握りました。文字通りに。緊張しました。

何とかミスなく終えられたので一安心です。

その後HRが少しだけあったので、大事なことを一つだけ。

それは「いじめは絶対に許さない」ということ。

「いじめ」と言っても、意図的なケースはうちの学校の場合は少ないです。

中学受験を突破してきた、知性ある子が来てますので。

ただ、想像力に欠ける子は少なからずいます。

相手がどう思うか、周りにどう思われるか。

こういった想像力の欠如からいじめは生まれると僕は思うので、

「じゃれ合いのつもりでも、僕が不快だと思ったら止めさせる」と言いました。

あとはモグラ叩きをしていくしかないですね。


その後クラスの保護者とだけ話をする機会がありました。

こちらも限られた時間でしたが、子どもを素晴らしい大人に育てるために、

学校と家庭でしっかり協力していくこと。

そして、学校に関しての不満は子どもには言わず、直接学校に言ってもらうこと。

(保護者が子どもに学校の悪口を言えば、子どもは学校を軽んじて

 教師の指示が届きにくくなり、それが結果として学力不振につながるからです。

 灘のキムタツ先生が言われていることを使わせていただきました。)

以上の二点を強調して伝えました。

 
それにしても、僕のような三十前半の青二才が偉そうによくしゃべるもんだ、

と保護者に話しながら自分を客観視してしまいました。

自分を客観視するときは大抵聞き手のリアクションがあまりよくないときなので、

今日はあまり良い話にならなかったのかもしれませんね。

こちらを値踏みしている状態ですから、それも仕方ない気はします。

これから頑張って、まずは保護者の信頼を勝ち取っていきます。
  
 

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2016年03月18日

卒業稽古

昨日剣道部の卒業稽古がありました。

高3の生徒が約1年ぶりに面をつけます。

アップをしたあとに、在校生全員と試合をしましたが、

非常に盛り上がりました。

これが彼らのカラーだったな、と。

一生懸命やるけど、しっかり盛り上げる。

一緒に過ごして面白く、楽しく、そしてやる気をくれる生徒たちでした。

彼らに対して、僕からは感謝の気持ちしかありません。

別れは悲しいですが、彼らにとっては門出の日でもあります。

後ろを振り返らずに、前へ、前へ。

本当にありがとう。

でも、またいつか一緒に剣道しような。




burwonderwall at 23:52|PermalinkComments(0)

2016年03月15日

別れの季節

今日は高3の生徒が自主登校して、

校内や近隣の掃除を行いました。

大学入試結果も前期は出揃って、

春から大学生になる生徒や後期の結果を待つ生徒、

そして来年もう一年頑張ることに決めた生徒など悲喜交々。

それでも六年一緒に過ごした仲間といられる時間は楽しく、

そして名残惜しくもあるようです。


さて、今年の入試結果ですが、

東大・京大は現役で20数名合格しました。

東大はもう何人か合格してもよい生徒がいたんですが。

もっと大学別に絞って教えてあげていれば…と後悔。

東大以外は順当な結果でしたが、

特に京都、大阪は意外な生徒が合格することが多かったです。

やはり最後まであきらめてはいけませんね。

良かったことも悪かったことも、来年からの反省材料にします。


高3と会うのは、今週に予定されている剣道部の卒業稽古が最後です。

特に付き合いが深い生徒たちなので、楽しみでもあり寂しくもあり。

春はまさに別れと出会いの季節だと実感する今日この頃です。




burwonderwall at 17:30|PermalinkComments(0)

2016年03月10日

単語の覚え方

前回のエントリでも書きましたが、

卒業生に負けないように英検一級を取得しようと思います。

今までも何度か挑戦しようと思ったのですが、

単語を覚える時間が確保できずに、ズルズルとここまで。

英検準一級を取ったのが20歳のときだったので、

かれこれ10年放っておいてしまいました。


とりあえず単語を覚えないと話にならないので、

今は大学時代に購入したこの単語帳を使っています。

Pass単熟語

『Pass単熟語1級』


今はとりあえずこんな感じでやってます。

範囲:一日50個(+復習で50個)

やり方:
①単語を見てすぐに発音できるまで何周か音読(日本語の意味も意識)

②日本語を赤シートで隠して、言えないものにチェック。

③何度も繰り返して、言えたらチェックに丸をする。言えなければチェックを増やす。

④チェックの数が5個以内になれば終了。    

翌日
⑤新しい50個を①〜④で行う。

⑥昨日覚えた50個を②〜④で行う。

⑦最終的に言えなかった単語は、紙に例文を書きだす。(写真の右の紙です)

⑧目の着くところに貼って、例文ごと覚える。(僕はベタにトイレです)


こんな感じです。

ミソは、合格率90%ってとこですね。

なかなか覚えられない単語は、紙に書き出して長い付き合いで覚えるかな、と。

最初にやったのはもうかなり暗唱できます。

The buoys bobbed up and down violently as the typhoon hit the shore.

とか。

毎日きちんとやれば英検一次試験までに2周できるはず。

それにしても知らない単語が多いなぁ。勉強します。


ところで、今日は東大の合格発表日でしたね。

うちの生徒はどうだったんだろうか。

今日は学年末試験の中休みだったので、学校はお休みだったのです。

娘の初節句のお祝いの買い出しに家族で出かけてました。

明日職場に行くのが楽しみのような、不安のような…。

でも、きっと頑張ってくれているでしょう。

親と一緒で、

教師も最後は「木」の上に「立」って「見」ることしか出来ないですね。

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2016年03月08日

卒業式

この土曜日はついに卒業式でした。

六年間教えた生徒たちなので、さすがにうるっと来る場面もあり。

卒業式後の立食パーティーでは、生徒や保護者が挨拶に来てくれました。

連絡先を教えるために名刺を渡すと、「人生初の名刺だ」と別の理由で嬉しそう。

学年主任の計らいで、少しだけ生徒、保護者の前でお話する機会をもらいました。

その内容を書いておきます。

__________________________________________

皆さん、卒業おめでとうございます。

中1からずっと見てきましたが、色々と初めてを経験させてもらいました。

キャンプや、遠足、中学・高校の修学旅行、そして入試。

僕自身の結婚や子供の誕生も祝っていただきました。

剣道部の生徒とは県大会の表彰台にも上りました。

本当に、君たちに会えたおかげで、この学校で働いてよかったと思っています。

君たちは今日から「卒業生」となるわけですが、僕との師弟関係も今日で終わりです。

今日から僕たちは、ライバルになります。

どちらが、より面白い人生を生きられるか、それを競いあっていきましょう。

そして、また会う時は過去形ではなく、

つまり、「あのときはこうだったよね」とか「あいつ面白かったよね」とかではなくて、

「これからこうなりたいんだ」とか「今これを頑張ってるんだ」

っていう未来形や現在進行形で話ができればと思います。

人生長いので、これからが勝負です。

お互い頑張っていきましょう。

ご卒業、おめでとうございます。

__________________________________________

以前のエントリで書いた内容を踏まえた話になりました。

高3ですでにTOEIC830点とった生徒もいるし、準一級を合格した生徒もいます。

英語だけでもすでに追いつかれそうなので、せめてそこだけは死守したいです。

今まで延び延びになっていた英検1級をこの6月に受けることにしました。

本当に、すばらしい生徒たちに出会えたおかげで、こちらも刺激を受けてます。

今は二次試験の結果が出てきてますが、

多くの生徒にとって良い結果になることを心から祈願しています。


burwonderwall at 19:34|PermalinkComments(0)

2016年03月03日

4月からやることの予定

この一ヶ月ぐらい、ずっと4月からのことを考えています。

センター試験は廃止されるようなので、

今までのやり方を変えていかないといけません。

とは言っても、教師歴8年の僕からすれば

いくらでも変えるところはあるし、

むしろどんどん変えないといけないぐらいなので 、

時代がそれを求めてくれるのはある意味でラッキーです。


さて、これから求められるのはスピーキング能力の向上。

これまでの僕のスタンスとしては、こんな感じ。


「練習しても実践の場は極端に少ないこの日本という環境で

 そんなにスピーキングばっかり重点化せんでも…

 まあでも君ら賢いし、きっと英語しゃべれて当たり前の環境で

 生きて行くんだから、話せないと恥かくかもね。

 ということで、最低限はしゃべれるようになっとこうね。」


という感じで、スピーチとかディベートとかビブリオバトルとかを

やらせてきましたが、これからはもうちょっと丁寧にケアして

いかないといけませんね。

僕自身あまりスピーキングに自信があるわけではないのですが、

自分の練習も兼ねて授業に盛り込んでいきます。


もう少し具体的に。

4月からやることを備忘録的に書いておきます。

<使用予定教材>
教科書:『New Treasure①』『New Crown①』
問題集:『エイゴラボ①』 『PYXIS vol.1』
単語帳:『ユメタン Jr.』

 
基本は『New Treasure』をメイン教材で進めて行く。

音読、暗唱、暗写を徹底する。


ある程度終わったら、既習範囲内で『New Crown』を

副教材的に用いて知識が定着しているかどうか確認する。

リスニング、速読用として使うかな。


指定した課題が終わったりした生徒は、空き時間に『エイゴラボ』を

各自で解かせる。

普段の授業では提出はなし。試験範囲にはするので各自勉強。

チェックは定期試験(年5回)が終わるごとに行う。

すでに英語の知識がある程度ある生徒は、エイゴラボをどんどん進めて

構わない。(ふきこぼれ対策)


週末は『PYXIS』をノートに解かせて、週明けに提出し、チェック。

一回やりっぱなしではなく、同じレッスンを必要に応じて何回もやらせる。

難しい文法問題にも触れさせておかないとね。


授業では毎日『ユメタン Jr.』を使ってクイックレスポンスの練習。

CDをしっかり使わせて、音で単語を覚えさせる。

テストは週に一回行う予定。


とりあえずこんな感じで。


あとはGraded Readersも課題に組み込んだり、

毎日自主学習ノートを2ページ書かせたり、

国語科の先生と『論理エンジン』を一緒に使ったり、

ネイティブの先生と一緒にプレゼンさせたり…。


終わるんかな、これ。 

でも、力は確実に着く気がする。

英語の授業は僕が3回+ネイティブが3回で計6回/週。

ネイティブの先生と一緒にやれば多分できるはず。


この春うちに入る生徒たちには申し訳ないけど、

一緒に死ぬ気で頑張ってもらいましょう。

何だかワクワクしてきました。



burwonderwall at 23:32|PermalinkComments(0)

2016年02月27日

前期試験が終わった皆さんへ

二次試験が終わりましたね。

うちの生徒はどうだったんだろう。

結果は気になりますが、きっとベストを尽くしたに違いない。

そして、今から合格発表までが、また一つの勝負なのです。


僕は後期で第一志望の大学に合格した口なので、

この二週間の大切さは身にしみて理解しています。

受験生のみなさん、後期試験がある人はこの二週間を舐めないように!

科目数がまた更に減るから、絞って勉強した分だけ力が着きますよ。

それで前期で合格したならよし。学力は無駄にはなりません。

残念ながら浪人することになってしまったとしても、

それも無駄にはなりません。


僕の中で、人生を無駄にするパターンはこんな感じです。

__________________________________

前期が終わって浮かれてしまい、

後期試験に突入することが分かったがもう熱が入らず。

「どうせ小論と面接だけだし」という言い訳を自分に言い聞かせて、

本番を受けるも、不合格。

別に行くつもりもなく「練習」と称して受けた私大が受かっていたので、

「もう勉強はいいや」と言って、その私大に行く。

だけど、大学に入った後に結局色々とモヤモヤして、

選んだ道が「仮面浪人」(大学生だけど、受験生)。

大学の授業は自分にとってはもう無駄なので、単位はとらない。

同級生の楽しそうな話にはついて行ってしまって勉強しきれず。

大学は留年し、大学受験もうまくいかず、

ただズルズルと大学生という「仮面」の裏で年をとっていく…。

___________________________________
 
極端な例ですかね?

でも、世の中にはきっといますよ、こういう人。

勿論一人一人の人生なので、どうこう言いません。

自分がベストだと思うものを選べばいいんです。

ただ、一つだけ言わせてもらいたい。

楽な道を「楽だから」という理由で選んだらいけない。

自分の能力を自分で過小評価することは、絶対にいいことありません。

前期試験が終わって、今遊ぶのがベストならそうしなさい。

でも、それが何かから逃げてるだけなのは、自分が一番分かっているはず。

もう二週間だけ、頑張ってごらん。

もう二週間だけ、「受験生」を続けてごらん。

その二週間は、君の人生の礎を築く二週間になるかもしれないよ。
 
奇跡は、最後まで諦めない人にしか訪れません。 

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2016年02月13日

努力を認め合う

京都遠征から戻ってきて、部活指導でやる気になってます。

週2の練習で、うちみたいな進学校が勝つのは難しいですが、

そんな条件の下で頑張ってる学校が沢山あると思うと、

元気をもらいました。

かといって、こちらだけやる気になっても仕方がないので、

生徒とも意識のすり合わせをします。

昨日の練習ではミーティングの時間を取って、

群馬の前橋高校に関する剣道雑誌の記事を皆で読みました。

「限られた時間を有効に使うこと」

「常に試合を想定すること」 

この二つが前橋高校では大切だとされていて、

うちの学校が勝とうと思ったら、まさにこれをやらないといけません。


その後僕はとりあえず生徒に紙を配って、そこには二つのことを書かせました。

1.同じ学年で頑張っている人の名前を一人書く。

2.全体で頑張っている人の名前を二人書く。

これを集計して次回の部活で発表します。

集めてみると中々面白くて、強い生徒の名前があまり書かれていなくて、

声だしとか、考えながら剣道をしている生徒の名前がかなり書かれていました。

こういう生徒を励ましながら部活は運営したいですね。

試合には出られないかもしれないけど、そんな生徒に対して、

「君が頑張っていることを皆分かっているよ」

というメッセージを送れる部活にしたいです。 


 そして、逆に実力はあるけど気が抜けている生徒が、

自分の名前が書かれなかったという事実に対してどう向き合うのか。

「次こそは名前を書かれるように、皆に認められるように頑張ろう。」

そう思ってくれれば、皆が「努力する」ことで競い合えるようになるかな。

努力できる集団になれれば、結果も出ると思ってますが…どうでしょう。


僕の目標は、団体戦で生徒とインターハイに出ることなので、

次の大会狙っていきます。

burwonderwall at 23:15|PermalinkComments(0)

2016年02月11日

京都大学

最近更新が滞ってました。

というのもインフルエンザにかかっておりまして。

妻にもうつってしまい、子供を避難させたり大忙しでした。

健康の大切さは失って気付きますね。用心用心。


さて、体調がよくなってすぐに京都大学にお邪魔しました。

体育会剣道部主催の高校招待試合に参加するためです。

今年はうちのOBが京大剣道部で頑張っているので、

そのあたりも楽しみにしながら生徒を連れて行ってきました。


四校リーグで上位二校が決勝トーナメントにすすめるのですが、

2位決定戦で一本差で敗れてしまい、無念の予選敗退。

フルオーダーではなかった…というのは言い訳にはなるまい。

進学校同士、制約のある中お互いに日々精進しているのだから、

負けは負け。


試合後の合同稽古会まで時間があったので、少し街を散策。

すると古本屋を見つけて、中に入ってみました。

アカデミックな本ばかり置いてありました。

さすがは京大生のお膝元。

古本屋と大学生の組み合わせって、かっこいいと思ってしまいます。

(ちなみに僕のイメージでは、古本屋に来る大学生は皆下駄を履いてます。笑)


自分用に英語学の本をさがしてみたけど、特に目を引くものはなく。

教育学も同様。

そんな中、面白そうだと思ったのがこれ。



100の思考実験


写真だと分かりにくいですが、400ページほどあります。

なかなか重い。

物理的にも内容的にも。

お昼を食べながら最初の30ページほど読んでみましたが、

・「自分を食べてくれ」と豚に言われたら

・公平な不平等

・仮想浮気サービス

など、タイトルだけで面白そうな話ばかり。

で、実際に面白い。

価値観を揺さぶる問いって、授業のテーマにすると面白そうですよね。

ペアで話し合わせても良いし、ディベートまで持っていっても良いし。

良いものと出会った。

少しずつ読もうっと。


そんなこんなで京都からかえったばかりですが、

明日はもう1日学校があります。

剣道部の生徒はもっと大変だと思うけど…仕方ないね。

頑張って乗り切って週末を迎えましょう。


3学期もあと半分ですね。

皆さんも体調には気をつけてお過ごしください。
 

burwonderwall at 22:25|PermalinkComments(0)

2016年01月29日

携帯電話を没収するときに気をつけるべき二つのこと

今日、生徒から携帯電話を没収する夢を見ました。

正直寝た気がしません……。笑


僕の学校は携帯電話禁止なので、

生徒が持っていたら没収することになります。

こういう「生徒指導」的な仕事は正直すごく気が滅入るのですが

 (特に自分が受け持っていない学年だと尚更)

やるしかないだろ、と思ってやってます。


携帯電話を没収するときに気をつけることは二つあります。

一つは、個人情報の問題です。

そのまま取り上げると、個人情報が漏れるのでは、と心配する生徒がいます。

ルールを破ったのはそっちなんだから、そんな心配をさせるのも一つのお灸だ、

という考え方もあるのかもしれませんが、その後ろには保護者がいます。

そのあたりを雑にするとこちらの「粗」になってしまい、噛み付きやすくなります。

それには、まず当該生徒にきちんと確認させることが大切です。

①電源を切った状態で教員に渡す。

②スマホであれば、パスワードでロックがかかっているかを確認する。

③スマホでなければ、電池パックを抜いて生徒に渡しておく。

④携帯の中を見ることはない旨をきちんと伝える。

生徒が「これなら大丈夫かな」と納得すれば問題にはなりません。


もう一つは金銭と安全の問題です。

携帯電話(特にスマートフォン)には維持費がかかります。

使おうが、使うまいが、最低限かかるお金は同じです。

教員が没収している間の料金を日割りで請求してくる親がいる(!)

なんて話もテレビで見たことがあります。

テレビなので本当かは分かりませんが、

そうしたいと思っている保護者はいるでしょうね。

そしてもう一つは、誰が携帯電話を持たせているか、です。

本人が勝手に持って来ているなら問題がないのですが、

保護者がどこかで待ち合わせるためだったり、

「お守り」代わりに持たせていることもあります。

携帯を没収すると、保護者と生徒との間に空白の時間が生まれます。

その間に何か起こると、こちらにも責任の一端が飛び火することも考えられます。


これらを解決する方法はいたってシンプル。

それは、生徒にその場で親に電話をかけさせて、状況を説明させることです。

その時には、「自分がルールを破ったから携帯電話を没収される」ということを

ちゃんと電話を通じて保護者に言わせましょう。

本音でどう思っていても、少なくとも教員の前では自分が悪いと言うはずです。

そして、これによって、保護者が学校に牙を向く可能性は半減すると思います。

何故か。

それは「悪いのは子どもで、保護者ではない」という文脈で話が進むからです。

カーネギーの名著『人を動かす』によると、人間は責められると反撃します。

保護者も同じです。

没収されたという事実だけ伝わり、そしてそれを子どもが不満全開で親に愚痴ると、

「子どもだけではなく、私たちも学校から悪く思われているに違いない」

という状態になります。

自分も責められる対象となれば、子どもの話から少しでも相手の粗探しをして、

自分の立場を回復させたいと思うはずです。

(それが「携帯電話料金の日割り請求する」行為につながったのでしょう。)


ですが、子どもから「自分がルールを破った」という言葉が出れば、

「責任は全て子どもにあって保護者にはない」という文脈になります。

自分のプライドが傷つかなければ、謝罪の言葉は簡単に出てきます。

それが円満解決につながる秘訣だと思います。

そして、もし待ち合わせやお迎えがあるなら、その場で決めてもらいます。

これで保護者にも、子どもが携帯電話を持っていない状況が伝わるので、

「安全だと思ったのに安全ではなかった」という空白の時間はなくなります。


可能であれば最後に教員も電話を少し代わってもらって、だめ押しをします。

「教員の○○です。お母様でいらっしゃいますか?

 この度はお子さんが携帯電話を持って歩いているのを見つけまして。

 お母様もご存知の通り、携帯は学校で禁止されていますので、

 本人への指導の意味を込めて、私の方で預からせてもらいます。

 また生徒指導の方から話があると思いますが、本人の成長のため

 お力を貸して頂ければと思っておりますので、よろしくお願いします。」


ここまで言えば、
 
<教員 v.s. 子ども・保護者>ではなく、

<教員・保護者v.s.子ども>という形が伝わります。

良かったら皆さんもこの方法を使ってみてください。


生徒指導だけではなくて学習指導でもそうですが、

保護者を責めるような状況に置くことは、どんな場合に置いても得策ではないです。

これはストラテジーとして言っている部分もありますが、それだけではなくて、

「親と教員が一緒に協力して子どもを育てて行く」

という気持ちを本当に僕は大切にしています。


お読みいただき、ありがとうございました。

あと二回で今の学年の六年間の授業が終わります。

短かったようで、振り返れば長かったですね。

 

burwonderwall at 06:10|PermalinkComments(0)

2016年01月25日

不登校生徒との付き合い

今日は思い出語りを。


僕の勤める中高一貫校では、中学から高校に上がるとき、


よっぽど悪い成績がつかなければ進学できます。

しかし、中には進学をあきらめる生徒もいます。

それが、不登校の生徒です。


僕は今の高3が中1に時に副担任、中2で担任を持つことになりました。

初めての担任業ということで、嬉しさと気恥ずかしさが入り混じった気持ちで


生徒と過ごしていました。


中3でも担任となりましたが、その時に大きな問題がクラスでおきました。

生徒が不登校になったのです。


家庭の事情と学校での友人関係が彼にとって大きな重圧となってしまったようです。


保護者の方とはそれまでの面談でそれなりに良好な関係を築いていましたが、


不登校となったあたりでは、やはり私に対しての不信感を持っていました。


その後、家庭訪問という形で何度か家にお邪魔し、色々な話をしました。


一人の生徒と個人的に深く関わったのは、これが初めての経験でした。


その後、時間を置いたことで彼も何とか少しずつ立ち直り、


保健室まで来てくれるようになりました。


もともと人気者だった彼と話しに、他の生徒もよく保健室に通っていたようです。


中3の夏休みを過ぎたとき、彼はこう言いました。


「この学校の先生たちは好きだし、友達もたくさんいる。

けど、他の学校でやり直してみようと思います。」

彼の決心を聞いて、公立学校の入試対策を一緒に始めました。


もともと学力の高い子なので、そんなに心配はしていませんでしたが、


入試の合格発表を一緒に保健室で見たときはさすがに緊張しました。


見事地元の公立高校に合格し、彼は旅立ってゆきました。


保護者の方も涙を浮かべてお礼を言われました。


その後も、彼とはメールをときどきやり取りし、近況を教えてくれます。


人生なので、もちろん「順風満帆」にはいきませんが、


「いろいろあったけど、決断してこれてよかったです」

というメールをもらったとき、


「これでよかったんだな」と、やっと思えました。


(彼の卒業後の詳細については別記事(教師冥利とライバル心)に書いてます。)



高校一年生の担任のときには元々不登校気味だった生徒の担任になり、


彼も途中で転学していきましたが、今年の文化祭で僕に会いに来てくれました。


彼も、「今がすごく楽しいです」と言ってくれています。



もちろんそれは僕の中でも数少ない「成功例」であって、


生徒との関係がうまくいかず、学年主任に対応を任せたこともあります。



でも、多分それって仕方ないことだと思うんです。


人間同士の付き合いは、マニュアルとかHow toでは語れないと思います。


気が合う人もいれば、気が合わない人もいる。


僕たちができることは、「僕が何とかする」ことではなくて、


「何とかできる人を一緒に探す」ことだと思うんです。


それがもし自分であればありがたい話ですが、そうでないことの方が圧倒的に多い。


だから、学年主任の方が話しやすいのであれば、そちらに任せたほうがいい。


他の学校の方で過ごす方が気楽であれば、そうした方がいい。



僕のこういう意見を、ただの責任転嫁だと思う人もいるかもしれません。


僕自身、そう思って悩んだこともあります。


でも、今でも彼らが連絡をくれたり、姿を見せたりしてくれるのは、


きっと僕がそういったことを「他人任せ」にできたからだと思います。


僕は、彼ら自身に決断を任せました。


一人の人間として彼らとじっくり話はしましたが、最後の決断は任せました。


僕が、「担任としての責任」という名のもとに彼らを無理やりでも縛り付けていたら、


今の関係はなかったと思います。



そして、この僕の考え方も決してマニュアルではありません。


彼ら二人は、本当に学校に行きたかった、友達と普通に過ごしたかったけど、


身体がそれを許してくれなかった生徒たちです。


「不登校」と呼ばれる子たちの中には、怠け心からそうなる子どももいると思います。


保護者や教員を困らせようと思って、「不登校」になる子どももいます。


一人ひとりの子供たちが、どういった理由で不登校なのか。


それを見極めることが、教員の一番大事な仕事だと思います。



不登校の生徒がクラスに一人いると、疲労感は倍増します。


それを全て自分で抱え込まず、「他人任せ」に出来る部分はそうしていきましょう。


他の先生が自分に「他人任せ」にしてくれたら相性が良いことだってあるわけですから、

仕事の押し付けだと思わず、教員同士で助け合っていければと思います。
 



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